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**青葉の頃*白雪の朝**

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2019.04.11
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カテゴリ:私の実家のこと
両日ともお天気に恵まれた土日でした。

葬儀場へ実家から父が移送されるのを見届けるため
私1人お先に家を出発。

晴れた土曜日の午後
棺桶を地区の皆さんが持ち 自宅から運び出され
葬儀社の車へ乗せられました。
母が父のおさまったお棺と一緒に乗り込み
葬儀社の車のクラクションが大きく長く響き 
ゆっくりと動き斎場へ向けて出発しました。


父は山形の出身で 
父の生家は父の甥っ子家族が守ってくれています。
その甥っ子夫婦が 遠路はるばる父のために来てくれました。
ありがたいことです。

父の兄弟も何人かは先に天に召されていて
生存していても 入院していたり
高齢だったりで 唯一参列してくれたのは
関東の他県に住む数年前に亡くなった叔父の奥様とその子供たち。

小学生の頃は、みんな山形の家に集まっていたのに
お互いの子供たちが大きくなるとそんなこともなくなり
最近ではこんな葬儀でもないと会わないので
近況報告をお互いにしたり。。。。

参列いただけなかった遠方の父方の親戚 数軒は
それぞれ高齢になったこともあり
葬儀よりも数日前に香典が現金書留で届いていましたが
みんなそれぞれ参列できないお詫びとともに
父への感謝の言葉をつづった手紙が添えられていました。

へええ。。。。いい人だったんだなあ・・・・なんて
改めて 父を思ったり。



お通夜も滞りなく済み
告別式の日

棺桶の蓋を外した 棺の中に横たわる父の
その亡骸の周りに白色の菊の花やカサブランカを
参列したみんなで入れていき
カトレアなどの色のついた花々を収め
たくさんの花に囲まれた父を見ると
涙があふれて溢れて止まりませんでした。

そして いよいよ火葬場へむけて出棺。

走り慣れた国道を斎場の車に連なり
マイクロバスと自家用車数台で向かいました。


1時間ほどで 真っ白いお骨となった父。

いろいろな薬を服用していたので
骨の状態は良くなかったと思っていましたが
予想外に多く残っていて 
特に大腿部の骨は太く形よく残っていたので
驚きました。


骨壺に手順良く収められ最後に喉ぼとけを
喪主である母が収め 火葬場の担当の方が蓋をしました。


私の実家は昔ながらの風習の残る地域で
本来ならば「のべ送り」で納骨となるのですが
今回は 日を改めて納骨をすることにして
のべ送りを遠慮したようです。


あれよあれよと あっという間だったような感じです。


偏屈ものだった父ですが
それでも 私は大好きでした。
真面目で働き者の父に負けないように生きたいと思います。








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最終更新日  2019.04.17 16:24:44
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