いつも文句ばっかり書いてますが、
中国の子育てのいいところも結構あるんです。

以下は青島でのことです。もしかしたら北京上海などの大都市は
大分事情が変わってるかもしれませんね。

(1)子連れだとみんな優しい
バスで席を譲るのはもちろんですが、
「ちょっと、この子薄着すぎるんじゃないの？」とか
色々構ってくれます。
エレベータで一緒になるおじさんおばさんおじいさんおばあさんまで、
必ずといっていいほど遊んでくれます。

寒いなかタクシー待ちをしている時に、
タクシーがなかなか来なかったんですが
先に待っていた若者が先を譲ってくれることもありました。

健康診断に夫婦で行ったとき、別にそんなオプションもないのに
受付の方が3時間くらい子供を預かってくれたこともありました。
（そんなにカンタンに預けてしまう、私も問題かもしれないですが）

家で大泣きしても、近所からクレームが来たこともありません。
（子供は悪気がないので、怒れない）という考えがあるそうです。

とにかく皆が子供に関心があって、扱いに慣れている。
そんな感じがします。


(2)噂の「穴あきズボン」

私は結構現地の人がやってることはやってみたい派なのですが、
これはちょっとさせられなかった・・・・
しょうがないので、子供の服（ズボン）は全部日本から持ってきました。

穴あきズボン（カイダンクーと言います）
トイレに行けない赤ちゃんは、みんなこれ履いてます。
おしっこしたくなったらその辺の植木とかにチャーっとやっちゃいます。
とっても便利そう。

外出する時とかは、最近は紙おむつの赤ちゃんなんかも結構見かけますが、
家の前の広場で遊んでいる赤ちゃん～１歳くらいの子供は、みんなこれです。
丸出しです。冬でも丸出し。寒くないのかね？


★カイダンクーの３つのメリット★
(その1)このズボンのお陰で、中国ではオムツかぶれの赤ちゃんはいないそう。
そりゃそうだろうよ。オムツはいてないんだから…

でも、大人の事情でオムツつけてるわけだから、子供にとってはこっちの方が快適
みたいですね。

前のシッターさんのときは、暖かい日は、よく外でオムツ外して、
アソコを乾かしてくれてました。

オムツを一日中つけさせるなんて虐待に近いらしいです。

家の中では垂れ流しみたいですね。
でも、子供のは汚くないから大丈夫　なんだそうです。


(その2)排尿時間と回数が把握できる

垂れ流しのお陰か、一日のうち、大体何時頃おしっこするかとかこっちの人は把握してます。
この間、風邪で病院行った時に、
医者に「いつも一日何回くらいオシッコしますか？」って聞かれましたが、私は答えられませんでした。。。

中国の方は、普通にわかるんです。体調管理の面でもいいのかもしれませんね。
家の掃除が大変だと思うのですが。。。

(その3)トイレに行けるようになるのが早い
大体みんな1歳のうちに外れるそうで。
そもそもおむつすらしてないので「オムツはずれ」なんて言葉も変ですよね。
おしっこした瞬間、現場を大人と一緒に確認できるから、認識するのも早く、
すぐオムツはずれるんでしょう。

これだけのメリットを分かっていながら、それでもカイダンクーは私には
敷居が高いシロモノなのでした。