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カテゴリ:読書
ケチくさいとは思うけど、今はこれくらいが精一杯なので、母の誕生日プレゼントに本を贈ることにしました。
最近は極力避けているベストセラーの新刊本が並んでいるコーナーの前に立ちました。 どうも、目が、自分の興味のある方へ逸れてしまいがち。イカンイカン。 今日は絶対、 法月 綸太郎の『生首に聞いてみろ』を買わねば。 ・・買わねば、ならぬ、のは、分かっている、のだけれども。。 ついつい、私だったら、あれがいいけどなあ~、あっ、これこれっ、とか、どんどん本屋の奥へと入り込んでしまって、結局買うものは決まっていたのに、1時間近く時間を無駄にしてしまいました。 でも結局ちゃんと買いました、「生首」を。 1週間ほど前にアマゾンのギフト券で入手した、雫井脩介の「火の粉」と、「犯人に告ぐ」を、母は、かぶりつくように読んでいました。 いつか余裕が出来たら読みたいから、黙っていて欲しいんだけど、ついつい、感想を言わずにいられないようで、私の顔を見ては、 「今面白いとこ!」とか、 「ああもう、大変大変!」とか言っては、ニカッと笑う・・・。 昨日まで、母にとってそんな久しぶりに充実した時間だったのですが、先を急いで読めば当然、読み終わりも早く訪れるわけで、 昨夕、突然パタンッと音をたてて本を閉じたかと思うと、天井を見上げながら、 「ああ~、読み終わってしもた~~。さびしいぃ~、さびしいぃ~」と、イヤイヤのポーズ。。 ・・そんなん見せられたら、こっちがいややがな、と内心思わないでもないけど。。 私も本なしには過ごせなかった日々があるので、あの読み急ぎながら読み終えた途端寂しいっていう感覚がすごくよく分かって、じゃ、ちょうど明日誕生日だから・・・と思いついたのでした。 ほかに頼まれていた、あっちゃこっちゃの買い物なんかと一緒にさり気なく、 それからこれは誕生日プレゼント、というと、なんと向こうはすかさず、 「生首?」だと。 ・・なにぃ!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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