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のんびり幸兵衛夢日記

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2008.10.13
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カテゴリ:読書
エンプティー・チェア」(ジェフリー・ディーヴァー)を読みました。
リンカーン・ライム・シリーズの3作目です。飽きひんわ。

マンネリにならないよう、舞台も登場人物(捜査のチームメンバー)もガラッと変えています。
これまでリンカーンは、今は出来なくてもかつてはさんざん自分の足で歩き回り知り尽くした土地での捜査だったからこそ、その豊富な知識を生かし人々を驚かせる活躍が出来たわけですが、
今回はまったく勝手の分からない土地。四苦八苦します。
限られた時間に答えを見つけなければ…とイライラ。読むこっちはドキドキ。

かつてリンカーンとは縦の関係だったサックスは、前作ですっかり一人前の科学捜査官として成長した様子が描かれいるので、リンカーンの手法を先入観なく素朴に見た人間の素直な驚きというものを描くために、新たな人物を登場させています。
その互いを見る目が、また面白い。

ハナシの筋は書きませんが、とにかくどんでん返しの連続。
こう、と思ったらこうだった!と思ったら、じつはこうだった!と思ったらほんとはこうだった!の連続を読んでるときは、いったいどうやってこんなこと考えるんだろうと思いましたが、最後まで読むと結果はシンプルかも。
そういうもんかも、現実の世界も。
先入観とか見る角度によって、見えるものがまったく違ってくるものなのかも。
そんなことを思いました。

このハナシで扱われている物質のことを調べると、なるほどこういうことが出てきます。
でも実際には、こんなに単純にはいかないだろうなとも思います。
夏以降また頭の薬を飲むのがちとイヤな気分になってる身としては、ナンチュウカホンチュウカ複雑な気持ちにもなりました。副作用というのは、難しい(このハナシでは使用禁止の農薬の毒性)。
リンカーンの手術にかける気持ちというのも、本当に難しいものを扱っていると思います。
希望を持つためには、その人自身の意志とともに、周りの人間の力も絶対必要だなと思いました。
この作者は、他者の身になってよく物事を考えらる優しい人なのだと思います。





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最終更新日  2008.10.13 16:40:50
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