|
カテゴリ:読書
「サマータイム」(佐藤多佳子)を読みました。
デビュー作だそうですが、私は前に読んだ「しゃべれどもしゃべれども」よりいいと思いました。 4つの短編が、連作となっています。最初の「サマータイム」の登場人物がそのまま次の「五月の道しるべ」に主役を代えて登場。 クルクルと視点を変えて、少年と少女の時代独特のもどかしさや鋭い感性をみずみずしく描いています。 こんなだったな。。同じ出来事があったわけじゃないけど、みんなこの時代に抱いたなんか説明の仕様のない気持ち。 こどもの世界なのに、じぃんとしてしまいました。 大事件が起こるわけではなく、何気ない会話が書かれているのに、きらきらしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.15 18:31:30
コメント(0) | コメントを書く |