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カテゴリ:読書
「デセプション・ポイント」(ダン・ブラウン)を読みました。
ダヴィンチ・コードと天使と悪魔のあいだに書かれたもので、ラングドンのシリーズではありません。 宇宙と国防と政治とカネ。 簡単に言ってしまうと、これらの関係にクローズアップして、面白いストーリーに仕立てられています。 これまでに読んだ2作のように直接的には触れられていませんが、このような宇宙や科学の追及は宗教に関するタブーと紙一重のところがあり、この作者がこういうテーマを扱っていることを興味深く感じました。 私は科学っぽいことはニガテなので、そういう分野の込み入った説明が続くと、お助けを~…という心境になりました。 さすがダン・ブラウン、疾走感あふれて、あっちゅう間に読んでしまう面白さ、ではあります。が。。 場面がパカパカと頻繁に変わりすぎて、せわしなく、安っぽい印象を受けました。まるでドラマのシナリオのようです。 一番の悪者(「指揮官」)は誰か?を考えながら読者は読んでいくことになるのですが、意外性を追求するあまり、説得力に欠け、ストーリーが底の浅いものになってしまっている気がしました。 私は、やっぱり天使と悪魔が一番よかったデス。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.21 18:26:58
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