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カテゴリ:読書
「Go」(金城一紀)を読みました。
映画の原作が続いていますが、これも何年も前から読みたかった本です。 よく小説の巻頭に引用文がありますが、本文を読む前だと、ピンとこないことが多いものです。 その点、この小説の最初の引用文は、明快で素晴らしい。 分かりやすいだけじゃなく、小説全体のカラーというかテイストが、短い文章でバチッと伝わってきます。 日常生活の中で、目の前の出来事に関連して、読んだ本や文章のことが、ふと頭に浮かぶことがあります。 私の場合、特に、小説から得る知識の割合が多いのですが、私が日ごろ読む本はオチャラケばっかりなので、このように普遍性のある言葉が次々にスッと出てきません。 ホント、知は力なりです。 多数派(必ずしも数の問題ではない)に属するとラクチンである分、ものを考える機会が少ないまま、長く時間を過ごしていることが多い、様な気がします。 いっぱいゴツゴツぶつかったり悩んで苦しんだり、興味のあることをどんどんやって遊んだりすることは、無駄にはならないんだなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.11 14:44:09
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