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カテゴリ:読書
「対話篇」(金城一紀)を読みました。
3つの作品からなる短編集です。 3つの作品は、それぞれ独立したお話なのですが、どの話にも同じ人物がチラッと出てきたり、ガンなどの病気や死が出てきたりします。ちょっとニクイ仕掛けです。 この人の文章は、どうにか小粋に決めたいという作者の気持ちが感じられて、なんとなくかわいらしい。 ストーリーもロマンチックで、常にユーモアや希望があり、若々しく感じられます。 どの話も面白かったですが、私は特に最後の「花」が印象に残りました。 20代と60歳前の、他人同士の男性がふたり、ウォーとかオイオイとかビーッとかヒャーッなどと声を張り上げて泣くとは、すごい光景だなあ。。 短いお話なので、感想は以上っ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.27 09:36:03
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