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のんびり幸兵衛夢日記

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2012.05.03
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最近はもっぱら編み物に集中していて(現在カーディガンに挑戦中)、この日記まで辿り着かずに一日が終わってしまいます。
今日もかなり根を詰めて頑張ったのですが、夜になってサイズが少し足りないことが判明、ほどいて少し戻ってから編み足さなければならないことが分かって、ちょっとグッタリの気分。
もう今日はこれ以上編む気がしないので、こちらに逃避しよ。



最近の体調は、秋~冬にかけて何となく下降気味だった調子が、ゆっくり上向いてきたかな、という感じです。
背中上部に出来ていたアミロイドのブツブツが、なくなってきました。
腕の方は相変わらずしっかりありますが、前より少し勢いがなくなっているように思います。
ここ数ヶ月の変化はそんなところです。


こないだ、しばらくウチに来なくなっていたいとこが、ヌボーッと久しぶりに遊びに来たのですが、顔を見るとまぶたのあたりが赤くなっていたので、花粉?と聞いたら、もう長いことこんな感じとのこと。
さらに、最近は手指の皮がめくれてかゆいのだとか。

彼は高校生の頃、一時アトピーになって、私が通院しているところに通っていたことがあるのですが、割りとすぐによくなって「卒業」し、その後就職してからも一時皮膚科に行ったことがあったのですが、そのときもすぐに薬が効いてよくなって…というような経緯を繰り返しています。
ま、私に通じる性質を持っているわけですが、ごくごく軽いのです。

で、そんな話をしているときに、母に「あんたも手がひどくなってたよな」と言われたのですが、その時は全然思い出すことが出来ず、そっかな、高校生のときずっと目の周りが赤くて化粧してるんちゃうと言われてたけどな、なんてすっとぼけたことを言ったりしていました。

それから3~4日して、何気なく手のひらを見て関節の裏の線が少し赤くなっているのを見たときに、ああ、そうだった…と、思い出しました。
手は本当にずっとひどかった。
白い綿の手袋をはめてすごしていたこともあったし、長年つめが伸びてこなくなっていたし、毎晩お風呂上りに全部の指の全部の関節にガーゼを巻くのが習慣になっていたし、5年前にステロイドを使い始めたときに看護師に薬を塗ってもらったらむくんでいた指が細く長くなって驚かれた、のだった。
長年手が悪いのが当たり前のようになっていたのに、それを忘れてしまうなんて。

すっかり忘れていたことに驚いたけど、この驚きは悪いものではなく、ちょっとうれしい気持ちになりました。
そうだよね、ずっとあっちが悪いこっちが悪いなんてことばっかり考えていられるかよ、悪いときはずっと永遠に続くように思えたけど、よくなったらこうやって忘れてしまうんだ~。

そういうことを思ったのと同時に、やっぱり私が長年飲み続けてきた薬と皮膚の調子は関係があったのではないかなあという気が、改めてしました。
いとこは、働き出してしばらくしてから精神科に通うようになって、うつだと言うことであちこち病院を変わり(それ自体が病気なんだけど)、結局違う病気だと診断されて、ここ1年ほどは実家から同じ病院に通って継続してみてもらっているのですが、薬との相性を見たり症状の変化に合わせたりするため薬が変わることがたびたびあって、そのたびに体調にいろいろ影響があるらしいのです。

元々まったく皮膚に症状が出たことがなくて、神経系の薬を飲み始めたら皮膚が変化したというのなら、すぐに飲み薬の影響だと考えてもらえますが、飲む前からアトピーぎみだとそのように判断してもらえず、患者の方もおかしいとは思いながらも言いづらくなってしまうように思います。

自分自身、長いスパンで見て、皮膚が度を越して悪くなり始めた時期(高校生の頃)と、よくなってきた時期が、薬の飲み始めた頃ややめた頃と重なるし、皮膚以外の面でも、胃腸の調子とか、あれやこれやのそこはかとない具合の悪さが、薬をやめたことでよくなったように思います。

でも、いったん皮膚が度を越して悪くなりだすと、バリアが壊れるわけだから坂を転げ落ちるようにどんどん重症化してしまい、よい方向に向かわせるのは大変で、たんに長年続けていた飲み薬をやめただけでは、元に戻らない。
元々アレルギーの体質もしっかりあるわけだし。

一個人のレベルでは、何十年もの出来事を俯瞰して、何となくそんな気がするという程度にしか分かりません。
自分の人生で、壮大な実験をしているような気さえします。

向精神薬の皮膚への副作用:多施設監視プログラムのデータより





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最終更新日  2012.05.03 23:46:55
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