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生涯学習センターで一流の音楽を堪能しました。
ボストンフィルハーモニーの第一ヴァイオリン奏者、ワシントンシンフォニエッタのコンサートマスター、コンコード音楽院教授など輝かしいプロフィールの岡田祐美さんが、同級生で親友の柳河瀬貴子さんと、トークありのコンサートを開催してくださいました。 なんというか、、、本場では何万という聴衆を魅了する同じ音色を、自分の目の前で聴かせてもらえる機会なんてそうないであろうから、そんなシーンに圧倒されました。 岡田祐美さん、同じアメリカで自分を磨いているからでしょうか、どことなくイチローさんの眼力に似た強さをお持ちの美しい女性でした。そしてお肌も素敵背中を出すドレスをお召しだったのですが、みずみずしくて吸い込まれそうでした。 音楽の、音色の素晴らしさとかは、ごめんなさい、よくは分からないのですが、曲のクライマックスで奏者がどんどん力を入れていくと、自然と涙が流れるのですよね。楽器は弾いていなくても奏者と私は共鳴してる証しの涙なのかな 岡田さんの歩んでこられた軌跡のトークもあり、こちらもゾクゾクとくる話題ばかりでした。 その中での一話: 日本とアメリカ、どちらが暮らしやすいかというと大差はない。だが文化の礎があるという点ではアメリカを選びたい。楽団には日本でも有名なBOSEという音響メーカーがスポンサーについている。このスポンサーは何をするかというと、例えば毎週同じ演目でコンサートを開いたりするのだが、ありがたいことに満席に近い売れ行き。それでもところどころ空席もあったりするのだが、そういう席をBOSE社は小学校や中学校、お年寄りの団体、ホームレスなどに無料で配布するシステムを作っている。こういう姿勢に、文化の高さを思う とのこと。 かの岡田・柳河瀬両女氏も、開催した生涯学習センターの話によると、子どもたちのお年玉と同額程度の出演料で、しかも音響設備など全く整っていない会議室のような会場でのコンサートを快諾してくださったとのこと。文化とは何かということはよく分からなくても、音楽の音色で五感が刺激されトリップできる。。そんな感覚を子ども世代にもつなげていきたいと、すっかり感化された2時間でした。 質問コーナーの時間もありました。 私が質問しなくても、皆さんだいたい同じことを考えていらっしゃる。。と思った瞬間でした。 「ヴァイオリンの練習は始めから好きでしたか」 「どうして長く続けられたのですか?」 これらの答えは: 音楽に縁のある家系でもなんでもなく、母が「何かをずっと続けられる子に育てたい」という想いがたまたまヴァイオリンだった。3歳から始めて、もちろん練習は嫌で仕方がなかった。初めて手にしたヴァイオリンは私の涙でニスが全部取れて真っ白になっていたほど。家族も大反対!「そこまで嫌がるんだから辞めさせなさい」と。だけど、母は辞めさせずに私を二階の奥の部屋に連れて行き「さ、練習」と。 小・中・高・大と私はずっと普通でした。成績も普通よりちょっと上くらいの、どこにでもいれ生徒。が、大学へ進学するときに普通の大学へいくかそれtも音楽大学へ行くか。。そのときにようやく音楽が好きということがわかった。そして大学卒業後、スイスへ短期留学。ここの教授と出会い、アメリカの大学を進められて、コンクールに応募して・・・そこからが自分の「挑戦」の旅は始まった。。 ・・・☆・・・☆・・・ 一流の人のまなざしは、どこか違うけど、岡田さんの軌跡を聴くと、その一流への道は誰にでも開かれているのかもっていう気になっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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