カテゴリ:色*駅
色相環ってご存知ですか?よく美術室に掲げてあるものなのですが、円の周りに色が並べてあるポスターのような。。
色相環は、当たり前ですが、色相環を作成している団体(つまり、表色系)によって、全く違う環を作っています。 この表色系は国によったり、用途によったりで様々な種類がありますが、今回はその代表的団体であるマンセル表色系とPCCS表色系について、簡単な説明をします。 【マンセル】 マンセル表色系の色相環は、向かい合わせになっている色同士(円で言えば、半径の直線にあたる組み合わせ)が物理補色の関係になっています。つまり、色を混ぜ合わせれば無彩色になります。 【PCCS】 対するPCCS表色系。こちらは、向かい合わせになっている色同士が心理補色の関係になっています。つまり、互いに残像として見ることのできる補色対なのです。たとえば、赤らしい赤を1分くらい見つめてから、白い紙の上を見ると青緑の薄い色が見えてきます。この赤と青緑が環で向かい合っているということなのです。 ☆・・・☆・・・ マンセルは国際的に通用する色の表示方法です。一方、PCCSは財団法人日本色彩研究所により開発された体系で、日本語で「日本色研配色体系」と呼ばれるほど、配色を考えるのに適しています。 次回は、このPCCSをもう少し詳しく見ていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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