年末の市主催の第九合唱。
新しく演目に加わったメサイヤ、ハレルヤ。
何度も聞くがなかなか難しい。
一人では、とうてい歌いきれない。
細かなメロディの変化、リズムの変化が入ってこない。
どうしよう。
聞いているだけ、全体練習だけでは、歌えない。
音楽の基本的知識も皆無な私。どうしよう。
楽譜はいただいた。
苦肉の策でピアノでメロディを弾いてみた。
楽譜も読めないけれど、勘で、ファとドはどうも黒鍵盤を弾くようだ。
半音上がるのか。
それでなんとなく、どうしてもついていけないところが
わかる。
後は、何度も何度も繰り返して、私の中にメロディのわだちを残すのだ。
たどたどしい指使いで音をなどる。
なんとなく、少し前進した感がある。
そしたらその夜、夢で♪とメロディが流れ歌っていた。
あぁ、そうなんだ。
前に、TV番組で歌うま選手権などで、一音もはずさず歌いきる人を見る。
すごい、この人は特別だ。普通の人じゃない。
どうして、楽譜どおりに完璧に歌えるんだろう。
すごい!!
私とは、人種が違うんだと思っていた。
でも、もしかしたら、
それは、頭の中にすべての楽譜、音符が入ってるのかもしれない。
私も夢の中では、楽譜がちゃんと見えていた。
とても地道な努力を何時間も重ねた結果なのかもしれない。
もっとも、初見ですぐ歌えたり演奏したりできる人もいるけれど。
私の場合は時間がかかる。
とにかく、私のような不器用な人は、すぐに歌おうと思わずに、
楽譜を理解するところから。
よし、こつこつ、楽譜を覚えてゆこう♪
発表まで3週間。