|
テーマ:恋愛について(2606)
カテゴリ:カテゴリ未分類
部屋にいると どこからともなくドラムの音。 重低音が心を震わす。 体の奥に響いてくるそのリズムに 乗らずにはいられない。 隣の家から? この近所? テーブルを指で叩きながら 小気味よく肩を揺らす。 その音は次第に大きくなり、 更にヒートアップ。 しかし、 こんな深夜にドラムを叩いたらよくないなぁ・・・ そう思っていたら、 我が家のお風呂が 沸騰していただけでした。 蜜緒です。 ガスの止め忘れ要注意。 さて、今日は 最近知り合った女の子から 「深刻な話なんです、聞いてもらってもいいですか?」 と、急に呼び出され 行ってきました。 深刻な話とは、 やはり、 恋愛相談。 「蜜緒さん、彼、浮気してるっぽいんです。」 私はその彼とは面識がある。 頭の切れる賢いやつで、 顔もなかなかだ。 まぁ、彼ならやり兼ねない・・・。 納得。 泣きじゃくる彼女を横目に 私は運転しながら聞いてみる。 「ねぇ、なんで浮気って思うの?」 彼女の化粧は涙ですっかり落ち、 タオル地のハンカチもぐしゃぐしゃだ。 「彼の携帯見たんです。」 痛い。 痛い娘だね、君。 そう思ったが口に出さず、 私は彼女の頭を左手で軽くなでた。 愛しているなら そうしたい衝動に駆られるのは もっともな気もする。(多分) 「で、なんて書いてあったの?」 「 ダァ・イ(*^ー')v チュゥ・キィ♪ にゃは☆ 」 ・・・・・唸るほど痛い。 忘れかけていた 腰痛の持病が 出てくる程に 痛い。 「すごいメールが相手の娘から送られて来たもんだね。」 私は車を走らせながら、 どうなぐさめようか考えていた。 「違います、彼が浮気相手にこれを送ったんです。」 ますます痛みは増すばかりだ・・・・。 そして 試合開始、わずか5分で 私は窮地に追い込まれた。 「 恋愛マスターなんです。」 次々と打ち込まれるアタック。 体の痛みでうまく体を動かせない。 しかし ここで確実にブロックしておかないと この試合、勝ち目がなさそうだ。 「へぇ・・・れ、恋愛マスターなんだ、彼。 でもそれ分かってて好きになったんだから仕方ないんじゃない?」 時間差攻撃、前方と見せかけて後方からブロック。 なんとかアタックを打ち返す。 「 違います、恋愛マスターなのは 私です。 」 アウト。 おーーーーーまーーーーーえーーーーーはーーーーー つーーーーーいーーーーーこーーーーーのーーーーー あーーーーーいーーーーーーだーーーーーーーーーー 処女喪失した って言ってたじゃないかっっっっ!!! どこがなにが自分の何を持って恋愛マスターなどと語るのだ?そもそもマスター という意味はMASTERと書いてだな、熟達することを指していて、ありとあら ゆる経験を積んで、尚かつ今でも現役で恋愛しているような、恋愛においての 修士を取得した人間を指していて、あなたのような夏の日に名前も分からない男と 酒飲んだ帰りになりゆきでやっちゃいました処女捨てちゃいました結構重たかったの この年にして持っているのは。ああ良かった、これで私も大人の女ねふふラッキー なんて言ってたようなあなたがあなたがあなたがおまえが、一体何の根拠があって 恋愛マスターなの? 「 恋愛マスターのプライドにかけて許せないんです! 約束した名前でちっとも呼んでくれないし。 」 「 約束した名前? 」 「 ミュウミュウ 」 ゲームセット。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|