そろそろ播種時期
そろそろ播種の時期となりました。発芽するには20~30℃ぐらい必要なので、このビニールの中で米糠と草などの有機物の発酵熱を利用しています。夜間に冷えると発芽しませんので、加温が必要となるのですが、電気式の温床が使えないところは、この方式が便利です。要するにボカシづくりですから、終わったら肥料になりますので、一石二鳥。欠点は、発熱が長続きしないことです。踏み込み式で大がかりに分厚くすれば発熱が続きますが、トロ舟で発酵させていますので、米糠、有機質、水の追加や撹拌が2~4日ごとに必要です。手間をかけるのが苦痛でない人はやってみてください。今日は好天で気持ちのいい一日でした。今日の作業はこの手製温室の整備でした。廻りの草を採って、ビニールを手入れしました。ここからの3枚は去年の写真です。これがトロ舟。枯草と牛糞少々、そして米糠を混合し、水を加えます。水の入れ過ぎは禁物で、全体がしっとりする程度。これを温室に入れ、この上に播種済みのポットを並べたトレーをそのまま置きます。糠床は最高55℃まで上がりますから、ポットはトレーに入れたほうが良いように感じています。発芽開始、播種から15日位経っています。これは発芽して20日位経っていると思います。育苗もこの温室内です。このくらいになれば、温床は必要ありません。今年も上の3枚の写真のように行うのですが、うまくいくかどうか。毎年、やきもきしながら、おかしい・おかしいと言いながらやっています。