カテゴリ:政治・経済
ある雑誌に細川前総理が出ていて,小泉さんと比べると,岡田さんは「オーラ」がないといっていた。
念のためにいっておくと,細川氏は総論としては,小泉政権をあまり評価していないかった。そして細川氏が,岡田さんをして「もうちょっと年をとったら魅力的になるかもね」といっていたのがおもしろかった。 党首討論をテレビでみていたのだが,確かに岡田さんは,頭は切れるのだが,魅力値がいまいちだなという印象はぬぐえなかった。 小泉さんは,緩急自在。変幻自在。 静かに返答しているかと思ったら,肝心なところでは迫力をもって訴えかける。 そして,次の鋭い質問には,笑うしかないような人を食ったような返答をする。そして,次の瞬間には真面目に返答する。 内容の是非は置いておいて,返答の仕方としては,見事なものだった。 ちなみに,郵政民営化については,革命の「本丸」とかいうのではなくて,公明党がいっているように「革命断行の象徴」に位置付けて,他の年金,福祉等々の領域の政策もアピールすれば,政策面の弱点がなくなって,「改革断行」の強みを突出させることができると思う。 あと,共産党の党首は,演説内容は置いておくが,見れば見るほど「とっつあん坊や」のような顔をしていた(共産党支持の人すいません)。 政治は顔じゃないとはいえ,視覚による知覚が優位のヒトという「種」に対して,「テレビ」という視覚メディアを通しての党首討論会においては,「不利」を否めなかった(まあ「人の良さそうな顔」はしているので「悪代官」のような顔している人よりは良いと思うけど)。 ルックスのことを言うのは,本質的ではないのだが,でも視覚が働いている限りそれってバカにできない。 だいたい「私は優しいならルックスは全然気にしないから」という女の子はウソをついているとおもってまちがいない。 そういう子に,「じゃあ,あの人優しいけどどう?」と聞くと「嫌!」と即答する。 建前と本音は過酷なほど違うのである。 それゆえ,党首は,ルックスややオーラといった曖昧な部分も含めて政治家として必要なパラメータを兼ね備えている人物がなるべきだろう。 重要なパラメータが一つでも決定的に欠落している人が党首だと,全体的に人材不足なのかな,と勘ぐられてもやむをえないのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/09/07 12:32:09 AM
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