西條剛央のブログ：構造構成主義

１年間パソコンのバックアップをとってなかった。

ってことを先日友達に話したところ，「信じられない，パソコンがフリーズして消えたりしたらどうするつもりだったの！」と呆れられた。

「うん，そうだよね」と答えた。

その友達が勤務するところ（日本有数の大手弁護士事務所）では，「３日とバックアップとれなかったらパニックになる」ということである。１年間バックアップとらなかったら狂い死にしてしまうかもしれない。

たしかにパソコンを１台しかもたず（最初に買ったパソコン），それを研究室やら家やら外にやら持って歩いているのだから，どこで消えてもおかしくなかった。

そのような悲劇に見舞われなかったのは，単に幸運だったからに他ならない。

なぜこうなってしまうかといえば，「消えたときは消えたときでそれもしょうがない」などとどこかで思っているからだろう。以前はもうちょっとバックアップとっていたのだが，最近はめんどくさくなってしまって，気が付いたら１年以上が経過していたのだ。

月日が流れるのは速い。

しかし，最近あまりにも“流れ”任せのような気もするので，もうちょっと自力でシャンとしなければと思う。

来年は，もうちょっとマメにバックアップをとるようにしよう（←低く曖昧な目標設定の典型）。




運が良いといえば，今日ラッキーなことがあった。

話は１週間遡る。どこかで手袋を無くしてしまったのだ。

気づいたのが遅かったので，どこで落としたかわからなかった。

それなりに気に入っていただけに，それなりにへこんだ。

ということもあったので，「クリスマスだし」とおもって買い物に出かけてみたものの，すぐにめんどくさくなってしまってーー１回服を試着しただけでーー手袋も買わずにさっさと帰ってきてしまったのである。


それから，家に帰ってクリーニングを出しに行くことにした。

そこで，「そういえば最後に手袋はめていたのはこのクリーニング屋にきたときだったかもしれない」などと思い出したので，ダメもとで「あのー，１週間ぐらいだと思うんですが，この辺に手袋とか落ちていたりしてませんよね…」と聞いてみた。

すると，あったのである。たまたますぐ外に落ちてたのを拾っておいてくれたらしい。


おお，戻ってきたか！

ああ，買わなくてよかった。

と，なんだかとても得した気分になった。