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西條剛央のブログ:構造構成主義

西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2005/12/26
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カテゴリ:スポーツ
先日,池田清彦先生の部屋で写真を撮った話を書いた↓
http://plaza.rakuten.co.jp/saijotakeo0725/diary/200512240000/

もらっていたときに話している中で,最近のフィギアスケートのオリンピック選考の話題が出た。

池田先生にこの話↓をしたところ「これは実は“利権”の問題なんだ」ということをおっしゃっていた。
http://plaza.rakuten.co.jp/saijotakeo0725/diary/200512190000/


池田先生によれば,ジャネットリンという選手は,浅田真央選手より若かったが出場し,活躍したという前例もあるというのだ。そういえば,ちょっと耳にしたことのある名前だなと思って調べてみると,1968年,最年少の14歳で冬季オリンピック・グルノーブル大会に出場し,9位になっている。
http://www.aoyama-group.jp/prof/sports/janet.html


なぜ日本協会が最初から諦めムードで,オリンピック委員会に積極的に働きかけなかったかといえば,出場枠が一つ減ると困るひとたち(収入がかかっている他の選手のコーチなど)が日本の協会の主流だからということらしい。

池田先生は「きっと浅田真央のコーチはその協会のなかで傍流なんだと思うよ」と言っていたが,最近の記事をみると本当にそういう話みたいだ(最後に参考まで添付)。あらためて池田先生の洞察は的確だなと感心した。




安藤美姫選手には個人的には雑音にめげずにがんばってと思っているけど,選考が決まった翌日に,ブレスレットの売上金200万円を寄付するとかテレビでやっていたのをみて,なんとなく不快な気分になった。

もちろん寄付するのはとてもすばらしいことだと思うけど,寄付するならしばらく月日が経ってから,黙ってすればいいのに。

このタイミングだと,「落選しても次の日に寄付したのだろうか」とかうがったみかたをされてもしょうがない。

おそらく“上”から言われたんだろうけども,その演出が上述した“裏”の話とリンクしてしまうのである。

もともとたいして興味があったわけでもないから別にいいんだけど,裏のゴタゴタがみえかくれして,興ざめしたのは確かだ。



そういえば,対談本の中で,池田先生は学会のゴタゴタが嫌だから,自分から進んでアウトサイダーになったということをおっしゃっていた。

くだらないゴタゴタは,本物を遠ざけてしまうのかもしれないね。






(以下おまけ:ネットの記事から引用)。

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初めに美姫ありき…代表は選考前から決まっていた

2005年12月27日(火) 17時2分 夕刊フジ

写真 女子フィギュアスケートで五輪代表に3選手が決まったが、25日の「全日本選手権」を見て、なぜ、6位の安藤美姫選手が選ばれたのか、釈然としない人は多いはずだ。ネット上のアンケートも「納得できない」との回答が9割を超えた。代表選考前、元五輪代表の渡部絵美さんは「実力とは関係なしに3人(今回選出)に決まる。言う通りになるから見ていなさい」と予言していた。どんな読みだったのか。

 最高視聴率42.9%(平均33.7%=ビデオリサーチ調べ・関東)を記録した25日の選手権で、1位の村主章枝、3位の荒川静香、6位の安藤の3選手がトリノ行きを決めたことに、渡部さんは「やっぱりそうなったでしょ」と話す。

 渡部さんは、選考前、夕刊フジに「今の実力からすれば、選ばれるべきなのは浅田(真央)、中野(友加里)と、村主か荒川のどちらか。でも、代表は安藤と村主、荒川になるので見ていなさい」と断言していた。

 なぜか。

 「日本スケート連盟(JSF)の現状というべきですか。やはり、スポンサーの問題が大きいと思います」

 代表3選手は、JSFが「親会社」とする日本オリンピック委員会(JOC)が、スポンサーから資金を集めるための「シンボルアスリート」に選ばれている。個人にも大手企業のスポンサーも付いており、「連盟は彼女たちを落とせない」と読んでいたからだ。

 そんな“裏事情”は素人のファンも感じているのか、大手プロバイダー「BIGLOBE」が代表決定直後からネット上で実施しているアンケートでは、選考結果に「納得できない」とする回答が9割を超えている。
 理由として、「調子の悪いやつを出してどうする」「裏がある」「やらせの茶番劇」「スポーツに汚い金が絡んでいることが分かった」との手厳しいコメントが並ぶ。

 渡部さんは「プロや素人の視点といった話とは別に、誰が見ても安藤が一番良くなかったのは明らか。アンケート結果は当然」と言い切った。

 一部週刊誌などでフィギュアスケート界の“女帝”と伝えられた城田憲子フィギュア強化部長は村主や荒川の指導者だったことがある一方、浅田や恩田(美栄)は、伊藤みどりを育てた山田満知子コーチの教え子。2人の対立関係が選考に影響したとの指摘にも、渡部さんは「その通りだと思う」と話す。

 安藤について、渡部さんは「明らかにほかの選手と比べて練習不足にみえます」と指摘。ただ、スポンサーや指導者の問題は“大人の事情”で、安藤にも「かわいそう。自分が実力で選ばれたのではないことを一番分かっているのが安藤でしょうから」と同情する。

 その上で、渡部さんは「選手はみんな金銭的にカツカツで、連盟だけが潤っているように見えます」と話している。

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Last updated  2005/12/28 10:54:49 PM
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