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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2007/06/18
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カテゴリ:心理学

スーパーにいったら、いつも買っている3パックセットで120円ぐらいの豆腐、「絹美人」が売り切れていた。 これは安いがけっこううまい、豆腐は全般的にレベルがあがっているのは間違いない。

仕方がないので、「男前豆腐」というヤツを買ってきた。

1個200円近くするので割高だ(といっても外食するよりずっと安いけど)が、これは、美味いという噂を聞いたことがあるから買ってみた。


で、ビールのつまみに食べてみることにした。全部いっぺんに食べると多すぎるかもと思って、二つに切る。

が、切れない。中身は切れるのだが、それを包んでいる部分、まんじゅうでいえば皮の部分がどうにも切れない。男前だから、そういうこともあるかと思うのだが、包丁でぐりぐりやってもまったく切れない。

ぐむむ、男前豆腐って、どんだけ男前なんだよ!

ということで、しょうがないから、そのままテーブルへ持って行くことにした。

で、よくみると、切れなかったのは、豆腐を包んでいる布のようなものだった(念のためにかみついてみたら布の味がした)。

そりゃそうか。包丁でも切れない豆腐などもはや豆腐ではない。とうか、そんなもの噛み切れないだろ。


まこと人間の(というより僕の)思いこみというのは、おそろしいものである。

「豆腐のパックの中には豆腐しか入っていない」という前提があったために、「包丁でも切れない豆腐」という事象が生起してしまったのである。





さて、心理学は、物理学をモデルとして、心を科学するべく誕生した。


その結果、精神物理学なる領域が生まれた。


誰も触ったことのない心を、モノと同じように扱おうとしたわけである。





「おっかしいなあ、この豆腐(心)、包丁でも切れないや(統計で有意差出ないや)」


「それ豆腐(心)じゃないかもよ。」


「あ、ほんとだ」





おわり。





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Last updated  2007/07/31 05:00:56 PM
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