|
カテゴリ:武術
読書といえば、一昨年ぐらいから「韓氏意拳」に関する本も一通り読んできた。
ある著書では、韓氏が,甲野先生に「現代スポーツに相対する姿勢をとるのはやめた方がいい」といったことを言っている箇所があって,今まで公の場でこういった指摘をした人はいなかったように思うので,何か新鮮だった。 韓氏意拳は「武学」というだけあって,この理路だけみても相当な深度をもっている。 そして、その理路は構造構成主義とかなり似ていて驚いた(もっとも韓氏意拳の意義は,理路そのものにあるわけじゃないのだけど)。 もちろん,武術と哲学という領域は違うため,その分表層的な違いはあるのだが,その思想的な同型性という点からみれば,構造主義,構成主義,プラグマティズム等々,その他の思想と比較しても,圧倒的に類似性が高い。とても原理的なのだ。 なぜそうなるのか? それは双方とも原理的であろうとし続けるから同型的になっていくのだろう。 だからこそ、構造構成主義にとっても、この武学の考え方には学ぶべき点がありそうだ。 いろいろ思うところはあるので、この論件については機会があったらどこかで論じてもおもしろいかもしれません。いずれにしても韓氏意拳の動向からは目が離せないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/11/01 01:07:02 AM
|
|