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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2007/06/26
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カテゴリ:教育
僕の中で「卑怯なことをしない」「卑劣なことをしない」というのは大事な価値観だ。当然だけど,僕の身近な人,仲の良い友達は,みんなこれをもっている。

しかし,社会に出て思ったのは(大人の世界といってもいいのかな),平気で卑怯なこと,卑劣なことをできる人がけっこういるってことに驚いた。

そういう人ほど、一見,常識人,良識人ぶっていたりするのだが,陰では卑怯なことをなんとも思わずできるらしいのだ。

そういえば,大学や大学院教育で,研究者育成をするときに,業績を生み出すことは大事だ,論文を書かなきゃいけない,うまく立ち回るように,人脈は大事だ,そして研究倫理を遵守しなきゃいけないだとか形式的な倫理にはうるさいほどだが,「損得にかかわらず卑怯なことをしてはいけません」というのは聞いたことがない。

大学院時代,若くして本を出している優秀とされている人が、なんか煙に巻くような議論の仕方をするなあと思っていたら,「議論はいかに煙に巻いて勝ったようにみせるかが大事だ」なんていっていたのを聞いて,びっくりしたことがある。

効率や業績,就職といった結果も大事かもしれないが,「卑劣なことをしない」とか「できる限り建設的に吟味する」とか「正々堂々と議論する」とか,そういうこともしっかり教育するべきだと思う。

そんなの大学院教育以前のモンダイだといえばそれまでだが,その当然身につけているべきことを全然身についていない人が,多いという現実があるのだから,そういう価値観を共有しようとつとめることには,やはり意味があるだろう。

けど人間は自己本位的な生き物だから、ちょっと油断するとついつい卑怯なことをしてしまうのかもしれない。自戒を込めて、卑怯なことをしないという当たり前のことを忘れないようにしていきたいと思った。






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Last updated  2007/07/31 06:08:01 PM


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