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週刊医学界新聞(看護号)の連載をはじめて1年が経とうとしている(現在第12回を書いているところ)。
毎回,できるだけ他では読めないような内容を,わかりやすくかつおもしろく伝えられればと思いつつ,書き進めてきた。 読むのはあっという間だろうけど,書く方としては難解な内容をすらすら読んでもらえるようにいろいろ工夫するためけっこう時間も手間もかかる。 でも,おかげさまで好評とのことで,当初は10回ほどの予定だったのだが,今年いっぱいまで連載することになた。 考えてみれば,この連載を始めてから,首都大学東京や筑波大学,保健福祉大学,かながわ国際財団等々,特別講演やフォーラム声をかけていただけるようになったから,文字通り「有難い」機会を与えていただいたことに感謝している。 ときどきあの連載おもしろいですね,と褒められると,がんばって書いて良かったと素直に嬉しくなる。先日もフォーラムの登壇者の先生に,おもしろいので妻に切り抜きをスクラップしてもらっています,とおっしゃっていただけて嬉しかった。 ところで,畏友京極真氏も4月から医学書院の「看護学雑誌」で月間連載が始まる。 連載テーマは「医療の零度-次世代医療への省察」というスタイリッシュなものだ。 その内容も一部読ませていただいたが,相当質の高いものになっているので,相当インパクトの大きな連載になるに違いない。 京極氏は,医療領域に構造構成主義を導入して,原理的な医療論を構築しているため,「構造構成主義」を理論的基礎としている点では僕と同じだが,「医療の零度」は「研究以前のモンダイ」とはかなり質の違ったものになる。 研究以前のモンダイは,一応看護者を対象とはしているが,言ってみれば「研究を巡る諸問題」を解決するためにどう考えればいいのかを語っているものだ。 それに対して,「医療の零度」は,現代医療を巡る様々な難問を解消するために,その根本まで遡ってそれぞれの問題に原理的に解決可能な原理を提示していく,というものになるとのこと。またその内容は学術論文といってもよいほど硬質で読み応えがあると思う。 といっても,わかりやすく書かれてもいるので,丁寧に論理を追っていけば誰もが現代医療が抱える根本問題を掴み,そしてそれを解消する理路をその手にできるはずだ。 その京極君もブログをはじめたようなので,紹介しておきます。 http://kyougokumakoto.blogspot.com/ ↓京極君。 ちなみに僕がブログをはじめたのは『構造構成主義とは何か』を出版した夏に,京極君にHPを作るよう勧められた結果,間違ってブログを作ってしまったのがきっかけでした。 その頃はHPとブログの区別がついていなかったのです。 そもそもブログじゃなくて「ぷ」ろぐだとおもっていたし。。。 京極君のHPは以下です。 http://kyougokumakoto.googlepages.com/achievement お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/03/07 07:42:20 PM
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