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カテゴリ:雑感
学会当日、早起きして準備をする。なかなか終わらず結局昼の12時までホテルで準備していた。 気がついたら予告されていた全館停電の時間になっていて、エレベーターが止まっていた。仕方ないので非常階段で外に出た。 吉備線に乗ると高木先生のところの助手のお二人が目の前に座っていた。1時間に1本だからこういうこともあるのだろうが、僕がぎりぎりの時間の電車に現れたので驚いていた。トコトコ進む吉備線の中で準備が終わって一安心。 特別講演は13時半から50分間。 講演でも講義でも、たいてい最初はあまり声が出ない。ぶつぶつ話しているうちに、少しずつ、調子が出てくるという感じ(基本的に5時から男なのかもしれない)。 特別講演の時間50分になったらそこで話を終えて、続きは一連のシンポジウムにて話をすることにした。 シンポジウムでは最初に野島先生が看護界においてどのようにパラダイムが変わってきたのかという歴史の話をされて、とても勉強になった。 高木先生は、ソシュールの一般言語論や理論や科学について話をされた。難し話をとてもわかりやすく説明してくださったので、その後僕も格段に話しやすくなった。 その後、講演の続き、特に構造構成主義がトライアンギュレーションの認識論として機能することや、質的研究に突きつけられる科学性や一般化といった様々な論難を解消できるSCQRM(構造構成的質的研究法)の話をさせていただいた(実はこれは発達心理学のメインワークである抱っこの研究を通して考えるようになった問題に他ならない)。 その後の質疑応答では、的確なご質問を沢山いただき、それぞれに返答させていただく。 会場は200人以上はいたようだった。会場全体から、満足感、充実感のようなものが感じられた。そういう場の「空気」って確かにある。 控え室に戻ると運営の先生方も同じ様に感じられていたようだったので、僕としては役目は果たせたかなと思った。 ご来場の皆様、またご質問していただいた皆様に改めて感謝申し上げます。特別講演とシンポジウム(の僕の発言箇所)については、そのうち何らかの形で公刊されるかもしれませんので、その際はお知らせします。 つづく。 (#写真はまきさんにいただいたものです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/03/13 03:29:27 AM
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