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カテゴリ:雑感
学会のシンポジウム終了後、すずきさんとまきさんと一緒に次の講演会場のpieniカフェに移動する。前日暗くてみれなかった日本一大きい鳥居が見えた。半端じゃないデカサで、なんとなく仙台にある高層マンションより高い観音様を思い出した。
予定時間より早くpieniカフェに到着。とてもアットホームな雰囲気だったので、とりあえずネクタイを外した。 僕の周りに30数名が集まって、僕が2時間ほど話をするというスタイル。 目の前でワインを飲んでいる人もいたので、聞いてみたところそれもアリということだったので、僕もワインを飲みながら話すことにした。お酒を飲みながら話していい場はなかなかないので、密かに憧れていたのだ。 できるだけ目から鱗というか、頭に残り、今後の生活に役立つような話をしようと思い、科学の話、環境問題のウソの話から、哲学や生きるときにこれだけ守ったらいいという原則の話、大失敗しないにはどうしたらいいのかといった話(盛者必衰の話)までしたが、気がついたらけっこう池田先生(やその本)から学んだ話をしていて、改めて池田先生から多くの影響を受けていることを実感した。 池田先生の話は、まさに目から鱗の連続で、しかも役に立つから、僕の頭にも残ってしまうのだ(僕は興味のないことは覚えられない以前に、知覚されないという構造になっているらしい)。 たいしたメモリもない僕の頭には肝心なことしか入らないようになっているので、ひたすらそういう話をしていた。 その後、何人かの方にご質問をいただいたが、学会における質問に勝るとも劣らない鋭い質問が多く、自分の中の「存在すら忘れていた引き出し」(たくさんあるのだが)をあけるきっかけにもなってありがたかった。 * 終了後も、何人の方とお話させていただき、さらに懇親会にも十数名ぐらいの方々と参加させていただいたが、皆さん気持ちのいい人達だった。あまりに居心地が良かったので、結局遅くまでご一緒させていただいた。 岡山に行く前からメールをくださっていたさのさんとお会いすることもでき、構造構成主義的な観点からの建築論についていろいろお話をお聞きしたところ、想像以上に興味深いお話で、在野には無用な制約のなさゆえに、ときにアカデミズムを凌駕するような優れた洞察をされる方がたくさんいるという当然のことを思い出した。 今後の展開が愉しみ。 その後、ホテルまで同じ方面の人達と歩いて帰ることになったのだけど、振り返ると皆さんがいつまでも見送ってくれていた姿があり、とても嬉しかったです。皆さん、愉しい時間をありがとうございました。 その後、たくさんのお土産をもらって、お礼を言って別れた。 * pieniカフェは、僕にとって新しい次元の場だった。 昨今、過度に組織化、肥大化、営利化、効率化といったモノを志向する組織は後を絶たないが、pieniカフェのようなゆるやかな連帯とでもいうべきローカルな学びの場は、古くて新しい、そうであるがゆえに、作ろうとしてもなかなか作れない貴重な(素敵な)場のように感じられた。 実は、こうした好い加減を保つのは、とても難しいのだ。 いろんな意味でこういう場が増えていくといいなぁとか、そんなことを漠然と思いながら、いつの間にか寝てしまった。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/03/13 04:24:18 AM
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