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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2008/07/08
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カテゴリ:スポーツ

二人の凄さはどこにあるのか改めて言語化してみる(二人ともあらゆるプレーの技術の高さは言うまでもないのでそれは置いておく)。

フェデラーは前の日記にも書いたが「エマージェンシースキル」が凄まじい(もちろん、この能力はナダルも凄いけどフェデラーの方が確率が高い)。

RPGに喩えると、追い込むと95%の確率でベホマ(回復魔法)を唱えるような厄介極まりないボスキャラだ。

相手の戦意ごと削いでしまう。今回のナダルはこの絶望的な構造の前に不屈の闘志と、体力と,技術と集中力で立ち向かい,ついに倒した。



それを可能としたナダルの能力は,もちろんサービス、ストロークのスピンの安定性もあるが,特筆すべきはコートのカバーリング能力だろう。これをRPGに喩えるのは難しいが,相手の即死レベルの会心の一撃をくらっても,HP1を残して生き残るサバイバルスキルといえるかもしれない。

自分のコートに落ちたボールはまず間に合わないということがないほどのスピードで追いつき、返す。これがかなりの高確率で起こる。

二人に共通しているのは,これほど対戦相手にとって嫌なスキルはないだろうという能力をもっている点だ。このスキルをもっている相手は圧倒的に「倒しにくい」のだ。

対戦相手からすると,一撃の凄さをもっている相手も厄介だが,それは対策の講じようがあるし、流れが悪くなったら自滅してくれる要素もあり,本当に倒しにくい相手ではない(負けることはあるだろうけどそのうち倒せる,という相手だ)。

本当に倒しにくい厄介な相手は,決して諦めず、ひるまず,どんなときも集中力を保ち続け、そしてフェデラーとナダルように追いつめたときに発動される起死回生のスキルをもっている選手だと思う。

今回の試合は,それが顕著に出た死闘だったと思う。それだけに見応えがあった。








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Last updated  2008/08/29 10:24:20 PM
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