1692607 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

西條剛央のブログ:構造構成主義

西條剛央のブログ:構造構成主義

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

西條剛央

西條剛央

2008/08/23
XML
カテゴリ:スポーツ
 ご存じの通り,ボルトが9秒69で世界新記録をたたき出した。しかも最後の10mぐらいは流して走ってた。200mも世界新,400mリレーも世界新(日本は初の銅メダルおめでとう!)。


 『スラムダンク』にて陵南の魚住が「身体が大きいというのはかけがえのない才能なんだ」と言われていたのを思い出した。

 確かに技術的なことは鍛えることができても,身体の大きさは鍛えることができない。

 端的に言って同じ身体能力で,150cmの人と,200cmの人では,陸上も水泳も比べものにならないと思う。

 さんまさんが「人類は決して破れないという記録を破ったんだから人間じゃないんだよ」と冗談めかしていっていたが,それだけスケールの違かったということだと思う。
 
 100m,200mの記録は,今後,身体能力が高い長身の(黒人の)選手が破っていくだろう。2m20cmぐらいの同じ身体能力の選手が現れたなら,9秒6を超えることも可能かもしれない。

 格闘技もけっきょくのところ同じ能力をもっていたらでかい人が強いということが最近ハッキリしてきたように思う。基本的に巨人には勝つのは難しい。


 技術とは,それでも勝とうとしたときに求められる。凡人が天才に勝つための手段が技術といってもよいだろう。柔よく剛を制す,といっているが,柔よく大を制すとはいっていないのもおもしろい。

 人類は,自らよりも戦闘能力の高いサーベルタイガーやマンモスや,熊,オオカミ,虎といった猛獣に勝ち,生存範囲を拡大するべく,(科学)技術を進歩させてきた。

 競技というのは敢えて制約をかけるため,その技術が介入できる余地が少なければ少ないほど身体構造によって既定されてくる側面は大きくなるが,400mリレーのように技術が占める割合が高くなればなるほど,技術を磨くことにより才能を補える可能性は高くなる。 でもこのままでは今回のように他のチームがバトンミスをしてくれない限りやはり勝てないだろう。個人ではなおさらだ。

 日本の短距離界が強くなるためにはおそらく,バスケットをやるような2m近く身体能力の高い選手をリクルートして,これまで培った技術を身につけさせて短距離選手に育てあげることだと思う。

 背が高くなり,筋繊維の質があがるサプリメントを開発し,それを育ち盛りの頃に飲ませることも重要になるだろう。学校給食に盛り込んだら手っ取り早いと思う。

 あるいは,本当になりふりかわないというならば,今は半年ぐらいかければ骨を骨折させて足を無理矢理伸ばす技術もあるらしいから,そういうことをやっていけば強くはなるはずだ(それがよいかどうかは別として)。
 
 それを突き詰めていくと,究極的には池田清彦先生が本に書いているようにサイボーグオリンピックのように,遺伝子操作から改造までを含めて誰が一番速いかを競うことになるのかもしれない。

 それはそれで生身大会と差異化すれば愉しそうではあるが,やはり特定の制約下の中で競うから愉しいのだろう。

 というのも,すべての制約をとぱらった究極の競争は,戦争ということになるからだ。

 個々人の能力,科学力,技術力,経済力,知力といった国家のありとあらゆる資源を動員して,生存をかけてあらそうのが戦争だ(だから良いといっているわけでは決してない)。だからいざ戦争になったら国民は熱くなるのだろう。

 
 ところで,上記とは別に100mをボルトより速く移動することは可能だ。もちろん乗り物なし,ドーピング無しの生身で一つで,原理的には誰でも可能です。

さてモンダイです。それはどうやるのでしょうか? 













































答えは近々他の日記で書いてみたいと思います。


それではまた。












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/09/08 11:27:37 AM
[スポーツ] カテゴリの最新記事


Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X