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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2008/11/07
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カテゴリ:雑感

小室哲哉さん逮捕のニュースを聞いて、以前オリンエンタルラジオが自らの出世の速さを振り返り、「順調過ぎるのは不運に似ている」と言っていたのを思い出した。

それを聞いてオリラジは大丈夫かもなと思ったが,小室さんは今そういう心境に至っただろうか。


過度な成功の連続というのは甚大な失敗とセットなのだと思う(これを「こむろがえり」という概念名をつけると痛そうなので意識化しやすいかもしれないが、かわいそうな気もする)。

過度な成功は,人をブレーキのないスーパーカーみたいにしてしまい,衝突するまで止まることができなくなってしまう。

そういう状況におかれてどれだけの人が傲慢にならずに謙虚な心を保ちつつ,自制できるだろうか。

言うはやすしだが,これは相当難しいことのように思う(少なくとも僕はそう思う)。



だからときどき失敗したり,批判を受けたりした方がいいのだろう。

先日ワークショップに終え,ほとんどの人が参加した打ち上げが大変盛り上がったことが物語っているように実りあるものにできたかなと思うけど,それでも当然今回のワークショップ中にも「これができない」「むずかしい」等々いろいろご指摘をいただいている(おかげでさらに言語化できていなかった部分が言語化できたように思う)。

僕が一番気をつけなきゃいけないと思っているのは,何も批判的な指摘をもらえなくなったときだ。

人間完璧なはずはないわけで,それこそ数十人もいれば全員が完全に満足するなどということはありえない。

だから批判的なご意見をいただけないということは,不満がないのではなく,それを表出できなくなっているというだけのことなのだ。

つまり,批判的な意見を言わせない,あるいはそうした思考を抑圧するような雰囲気を纏っている,ということに他ならない。

今回もアンケートを直接(匿名ではなく)僕のところに送ってくれる人も改善すべき点はしっかり指摘くださった。とても参考になったし、指摘をいただけているうちは僕もまだ大丈夫かなと思った。


成功しているときほど我が身を振り返る時間を持つ必要があり,批判を受けなくなったときはくれぐれも警戒した方がいい。

それは大事な何かを見失う基礎条件なのだから。

だいたい国民が熱狂的にフィーバーするなどという現象は,まさに「旋風」であり一時的なものに過ぎない以上,それが「身の丈」にあっているわけがない。

やはりコツコツと努力をして,たまに成功してたまに失敗してと繰り返しながら,身の丈にあった評価をされて,一歩ずつ前に進んでいければ,それが結局のところ一番幸せを感じれる構造なのかもしれない。







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Last updated  2008/12/31 11:59:22 PM
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