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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2009/03/01
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カテゴリ:政治・経済
僕はたまーにしかテレビをみない。たまにみると面白いなとは思うけど、これをずっとみているのはよくないなぁーとも思う

もっともコストパーマンスよく愉しめる媒体なので、これで救われている人もたくさんいるのだろうけど、なぜテレビの見過ぎは良くないかと思うかといえば、逆説的だがテレビが最も情報効率のよい、宣伝効果の高いメディアだからだ。

なぜそれが悪いのか?

我々は資本主義社会で生きている。

資本主義社会とは、人々の「あれが欲しい」「こうなりたい」という欲望をエネルギーに駆動する社会だ。したがって、その社会において影響力、宣伝効果の最も高いメディアは、その意図の自覚の有無にかかわらず、人々の欲望を駆動させるべく、機能し続ける。

したがって、そのテレビを常にみていれば、自分の頭で考えているつもりでも、自動的に情報が流れ込んでくるため、考えるべき材料は、おのずとテレビに与えられることになる。

それはテレビのスポンサーやテレビに影響力をもつ人が望む「欲望の持ち方」を頭の中に流し込まれる、ということに他ならない。

もちろん、志在るスポンサーやディレクターもいることから、良質の番組に出会うこともあるだろう。

しかし、今のメディアのマジョリティーはマスゴミといわれるように総じて腐っていると僕は思う。

それは、たくさん出ている反論本には一切触れず、環境問題を無闇に煽り続けている姿勢などもあるが、もっと単純にいえば、不況だ不況だとそういうニュースばかりをことさらクローズアップしているという一事をもっても事足りる。

最も影響力のあるメディアが、不況だ、派遣切りだと、騒ぎ立てたならばたとえ好景気中であっても人々は不安になり、財布の紐はかたくなり、不景気になるだろう。

これではスポンサーの意図にも背反しそうなものだが、一体メディアは何をしたいのだろうか。視聴率だけとれればいいのか。「志」を無くして力をもっているものほどタチの悪いものはない。

何をするにも、何のために?を問い直すことが、こういうことを公然とし続けないためには極めて大切なことなのだと思う。

腐ったメディアが垂れ流す情報を頭の中に流し込んでいては、不要な欲望を増大させ、大事なことを見失い、幸せから遠ざかるだけだと思う。


幸せになるために本質的に重要なことは、新しい情報を獲得することなどではなく、大切なことを見失わずにい続ける、ということなのだろう。








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Last updated  2009/04/03 09:57:36 AM
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