西條剛央のブログ：構造構成主義

最近、ふと思い浮かんだのが、「人生は日曜日」というフレーズ。

そんな気分でいられるのは、最近自分の時間が確保できているからだろう。

自分の時間とは、自分がやりたいことをしていられる時間、ということだ。

僕の場合、今のところ本や論文を書くことや、ワークショップをやることは基本的には自分のやりたいことであり、自分が成長する契機にもなっている。


とはいえ、いろいろやることはある。

今年は自分の著書の英訳（翻訳）に着手することにした。

それと構造構成主義３号の再校や、おかげさまで重刷になった『ライブ講義・質的研究とは何か　ＳＣＱＲＭアドバンス編』の校正をしたりしていた。


明日からは九州大学で２日間の集中講義だ。愉しみだ。

来週末からは長崎大学での講演とワークショップがある。再来週もワークショップで九州に行くので、かなり不在となる。

出張ラッシュなので大変だとは思うけど、それでも自分のやりたいことなので、楽しみでもある。九州の美味しい料理を食べられるのも愉しみだ。



（遅まきながら）今年の抱負は、「できることしかやらない」にすることにした。

これはどういう意味かといえば、忙しい忙しいと思うのは、あれもこれもやらなきゃと「やらなければいけないリスト」を数えているからだ。それで心を亡くして忙しくなるのだ。

たとえば、僕の場合、「これからやらなければいけないリスト」を作って、それは１日でできるわけもないのに、結局その一部しか達成できずに、いつもやれていない感が残る、なんてことがある。

だからむしろ、「今やらなくてよいこと」を考えるようにしようと思う。考えてみると今やらなくてよいことはたくさんある。

「できることしかやらない」ということは、今できることだけをやっていく、ということだ。

結局、いくら数え上げても、人間は今できることしかできないのだから、それを淡々とやっていくのみなのだろう。

それができるようになれば、よりしなやかに生きることにつながっていくと思う。

とはいえ、これができれば苦労しないのであって、だからこそ抱負にしてみたんだけどね。