カテゴリ:哲学
つづき。
その岩田さんをして、そのブログで「恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、、、、ええ?、、同い年なんだ。久しぶりに天才に会ってしまいました。すごいです。プレゼンテーションやコメントがこんなに筋道たっている人って希有ですね。」といわしめたのが、甲田烈さん。 http://georgebest1969.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-caf7.html 岩田さんと同じ若干37歳。 僕も岩田さんと同じように感じた。 甲田さんは構造構成主義研究への投稿の打診(こういう内容のもので投稿してもよいのかといった相談)をしてきてくださったのが最初のきっかけ。 やはりどこかでみた名前だなあと思っていたら、ちょうど甲田さんの著書『ズバリ図解哲学』を読んだところだったのだ。この類の本は、簡単にしようとするあまり?哲学者の原理を損ねているものも多いのだが、甲田さんの本は、僕の知る範囲の判断だが各哲学者のエッセンスを損なうことなく古今東西の哲学者の「理路」を提示していたので、かなり感心しながら読んだ。 『手にとるように哲学がわかる本』も東洋哲学も網羅していて凄いです。 そして実際に投稿してきた論文も、数ある投稿の中で最も最初から完成度が高く(その理路の有用性、汎用性は言うまでもなく)、この人は相当すごい実力者だなとその思いをあらたにしたのでした。 甲田さんの論文も構造構成主義研究3に掲載されています。 で、初めてお会いしたのが、その理論論文研鑽会。想像以上のインパクト。かつプレゼンの内容はもとより、岩田さんがいっていたように、これだけあらゆる次元のコメントに的確かつ建設的に返答できるひとは滅多にいない。 ほんと、久しぶりに天才にあったなぁ、というような込み上げる嬉しさがあった。 また驚いたのが、『ズバリ図解哲学』は池田先生と同じように1回で書き下したとのこと。やはりこういう凄い人はいるんですな。 飲み会も、みんなお互いに気があったようで飲み会も盛り上がった。僕もなんだかとても愉しかった。 いっとく君も天才的な才能があるので(そして良い意味でヘンなので)、きっと甲田さんを気に入るだろうと思っていただけども、案の定すごい意気投合したようで、U君ともともに朝まで語り明かしたらしい。 池田先生も珍しく遅い時間までおられて、後日会ったときにやはり甲田さんをかなり高く評価されていた。 「あれだけ明晰に語れるのはもう頭の中で全部考え終えているんだと思う」と自身と重ねていた。そして「甲田さんはそのうちブレイクしそうだね」とおっしゃっていて、「僕もそう思います」といった。 こういう人と出会うのは他にはかえがたい嬉しさがあるものだ。 なんというか「この人かなり好きだなぁ」という感じ。趣味は何かと問われると答えに窮するのだけど、敢えて言うならばたぶんそういう人達と会うことだと思う。 甲田さんやいっとく君と話していて、ある原理を深めるであろう考えの輪郭がより明確になった感じがしたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/05/31 06:53:37 PM
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