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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2009/04/01
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カテゴリ:スポーツ
書き忘れたけども、イチローは自ら言っているように、昨日はテレビでみてても、心が折れそうになっている様子が手に取るようにみえた。まるで高校球児のようだった。


短期決戦において過去の実績やアベレージはあまりあてにならない。

いくら単純にみえても、そのとき強い人、そのとき調子の良い人を使うのが、短期決戦で勝つ基本スタイルだと思う(もちろん信じて使い続けるということの効果もあるのだけども)。

イチローが今回大変なのは、アンタッチャブルな存在になっちゃっているところだ。どんなに調子が悪くても交代させられない。いくらイチロー自身が、自分がブレーキになっているからちょっと交代してもらって、気持ちをあらたに参加したいと思っても、それが許されないような雰囲気になっている。

合理的判断と進展を妨げる主要な要因は、過去の実績と、慣例と、タブーだ。


本当に勝ちたいなら、イチローといえども、まったく打てなければ調子の良さそうな人に代える、というぐらいでなければならない。

特に今回は、かわさきとかベンチにいる人でも相当な実力者(おそらくレギュラーになっていればイチローより打つだろうひと)が揃っているのだから。

さもなければ、解説の人もちょっと言っていたけども、負けたらイチローが戦犯ということになってしまう。WBCを盛り上げてきたイチローに対してこれはあまりも酷だと思う。そしてそのことを誰よりもイチローがわかっているだけに、その恐怖で心が折れかけたのではないだろうか。守備ですら動きが緩慢なおかしな感じになっていた。


とはいえ、原監督も代えにくいだろうし、代えられたら代えられたでイチローも不快な気持ちになるかもしれない。

だから、こういうルールを最初から明言しておけばいいのだ。1試合(あるいは6打席とか)連続無安打の人は(内容も勘案しつつ)誰であっても交代しますと。

それなら公平だし、今調子の悪い人は自動的にスタメンから外れていくシステムになる。

打てない人はひっこめていって、打てる人を並べる。3割近い打者を並べれば、今の日本の投手陣の力量からいったら優勝も夢じゃないだろう。





もっとも、原監督はイチローと心中する、と決めていたのかもしれない。それはそれで一貫性のある方法でもあるとは思う。

しかしスランプとは、「心が折れる」という言い方にあらわれているように、いわば「骨が折れている」ような状態なのだから、ずっと出し続けるというのはやはり合理的ではないと思う。はずされたりすることで、整理できることもあるだろう。

幸運にも?どうにか連続凡退の地獄からはイチローは抜け出れたから良かった。やはりイチローがんばれ!と思ったし、打ってくれて良かったと思った。
(あんなイチローをみたのは初めてのような気もするが、天才はその能力の高さゆえに、そうした経験をするのが遅いのかもしれない)

明日は、三塁打が出て肩の荷が少し下りたであろうイチローが活躍してくれることを祈っている(とはいえほんと起きれるのだろうか)。







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Last updated  2009/05/31 07:08:48 PM
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