カテゴリ:雑感
これも先月の話になるのだけども、今年もまた池田清彦ゼミの学生は卒業していった。
みんな、なんともさわやかな晴れ晴れとした表情で、良かった良かったと心から思った。僕も池田先生と一緒に(ついでに)お花をもらってしまった。ありがとう。 僕も人ごとではなく、日本学術振興会(国際教養学部)は卒業?で、今年度から早稲田大学大学院商学研究科専門職学位課程(MBA)の専任講師として着任することになったので、池田先生に何か渡そうかと思ったけども、同じ校舎で授業するし、まあいいかということで、挨拶のときに感謝の言葉を少しだけ述べた。 考えてみると、3年前から池田先生の研究室で実質的にお世話になっていたわけだけども、その間、仕事らしい仕事はひとつもふられることなく、むしろ僕の方がいろいろお願いしては「いいよ」の一言で快諾していただき、本当にお世話になりっぱなしだった。 おかげさまで、この3年間も研究や執筆などに専念することができたわけで、感謝してもしきれない。 池田先生に文章などを指導していただくことはなかったが、なんというかその生き方や立ち振る舞い、それから最近考えていることのトピックを聞いているだけで、ものすごく勉強になった。これ以上贅沢な学びの場はちょっとないだろうと思う。あらためて感謝感謝です(これからもお世話になると思いますが)。 * 考えてみると、早稲田は3回卒業し(学部、修士、博士)、今回はちょっと趣は違うけども節目という意味では4回目だ。 学部を卒業したのは1999年だから10年前、大学院(博士課程)を卒業したのが2004年だから5年前。そして母校に戻ってきて教えることになったわけだけども、もうそんなになるのか!という思いもあるし、10年前まで学部生だったことを思うと不思議な気もする。 学部生をみてみていつも思うのは、時間の流れる速さが学生(若い人)の方が圧倒的に迅い、ということだ。 数年のうちにどんどん変化して、子どもっぽい顔をしていたこが、たくましく、大人の顔になっていく。 池田先生はほとんど変わらない。僕もあまり変わらない。学生はすごい変わる。赤ちゃんはほとんど別人になっている。 よく「歳をとるほど時間が経つのが早く感じる」というけども、それと「時間の流れる速さは若者の方が迅いと感じること」(すなわち変化率が大きい)は、表裏なのかもしれない。 時間は進めなくても勝手に進む。それは逆らうことのできない必然でもあり、また希望でもある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/05/31 11:41:02 PM
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