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カテゴリ:雑感
今日,遅まきながら後期の初授業だったのだが,それが台風で休講になった。
大学のHPをみると朝の段階で1,2限の休講は決まっていたのだが,3限以降が休講の場合は11時までには掲載します,と書いてあったのだが,10時58分になっても更新されない。 電車止まっているのに,まさか授業あるのか・・・どうやっていくんだ,タクシーか,行っても学生いないのにイントロダクションやっても意味ないなとかやきもきしていたら,たぶん数万人の学生がみんなHPをみようとしたせいか,サーバーがダウンしてみれなくなった(HPは肝心なときに役に立たない)。 で,仕方なく事務所に電話したら,「たったいま本部から連絡がきて3限までの休講が決定しました。4限以降は12時半頃に分かる予定です」とのこと。 僕は2,3限だったのでその時点で今日の授業の休講は決定。 「やったー!」と心から喜んでしまった(笑)。 教員としてどうなんだろうと思ったが,嬉しいものは仕方がない。 いずれ補講するのだし、教えるのは好きなんだけど,なぜそんなに嬉しかったかといえば, この急に生まれたエアポケットのような時間を どこかで望んでいたからだと思う。 何かが長引くことや,急用が飛び込んでくることはいくらでもあるが,こういう,自然災害の一種ゆえに,さぼったことにもならず,予期もせず突如余裕が生まれるということはめったにない。 台風がきて電車が止まったニュースをみて,僕は不謹慎にも高速公転する世の中が少しだけ止まってくれたような気がして嬉しかったのだ。 話は少し変わるが,最近よく思うのだけど,世の中のスピードが速すぎてついていけなくなってきた。 常に反応の速さが求められるのみならず,それが並列化すると,なんだか嫌になってくる。速く,すぐにということを常にどこでも求められると疲れてしまうのだ。 複数の何かに常に反応しなければならない。迅速な並列処理が求められる。 最近のこういう状況はどこか異常なんじゃないかと僕は思う。 休講にはなったが、電車が再開したので研究室に行くことにした。 でも世の中も僕の気持ちもどこかがゆったりしていた。 電車の中の空間も時間もゆっくり流れているような感じがした。 いつもこのぐらいの時間の流れになればいいのになと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/10/15 06:14:18 PM
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