カテゴリ:雑感
台風で先週休講になったこともあり、MBAの後期初授業だった。
部屋に入っていくと、高校(仙台三校)のテニスの先輩にうり二つの人がいる。 あまりにも似ているので、動揺して一度部屋を出て、いやいやそんなわけはない、こんなところにいるわけはない、とか思いつつ部屋に戻るが、やはりあまりにも似ている。 いや同一人物にしかみえない。 しかし、20年前のひとと今同一人物ということはありえるのか。僕と目があっても特にリアクションがあるわけでもない。 世界にはうり二つの人がいるというが本当にそんなことがあるだろうか。 僕が自己紹介した後、受講生に(小数授業なので10名弱)自己紹介してもらうので、それを聞けば、ありえないほどの奇遇か、ありえないほどよく似ているのかはっきりするだろう。 気を取り直して自己紹介をして授業を進める。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ その人に順番が巡ってきた。 「天江といいます・・・」と言った。 うわああああやっぱり天江先輩だ!!! 身震いするほどの感動でその後の自己紹介はまったく耳に入らず。 話終えてから、「仙台ご出身ですよね」と言うと、 「え・・・何で知っているんですか!」 「仙台三高の軟式庭球部ですよね。」 「え、・・・」 「僕同じ部活の後輩だった西條です」 「ああああ、西條君!!!」 「どうもどうもお久しぶりです!!!」(といって二人とも立って深々とおじぎ)。 みんな爆笑。 約20年ぐらいぶりの再会が、こんなところでこんな形で起きるとは。 「そういえば、この前のOB戦、コウ先輩と組みましたよ」 コウ先輩と天江先輩はペアで大将だったのだ。テニスもうまく性格も温厚で尊敬すべき先輩方だった。先輩方が引退後、大将を引き継いだのが岡崎・西條組だった(僕はその頃前衛になったばかりで岡崎先輩の足をひっぱってばかりだったが)。 天江先輩もこの4月からMBAへの起業派遣で単身東京に出てきたとのこと。なんたる奇遇。 そもそも早稲田に仙台出身の人は稀にしかいないし、しかも人数が少ない部活だったのだ。 その後も興奮がさめやらぬまま、少しだけあの頃の無茶な部活の話をした。 水たまにしか飲めなかったこととか、竹でボレーさせられた話とか、台風の中10km走らされた話とか。 内的視点、外的視点など、質的研究の説明も、テニスになぞらえてした。 本を読んで、この先生仙台出身なんだということは認知していたが、早稲田の大学院の先生がまさか高校の部活の後輩だとは思ってもいなかったし、痩せたので全然わからなかったとのこと(高校の頃はかなりマッチョで今よりふっくらしていた)。 僕は、逆に20年弱たっているのに容姿はまったく変わっていなかったことに驚いた。 天江先輩は「いや、この関係やりにくいなあ(笑)」と笑いながらおっしゃっていたが、「普段からワークショップなどでも年上の方に教えていて、相互に敬語使って授業していますから大丈夫ですよ」言った(それ以上にとても温厚な性格の先輩なのでまったく問題ない)。 授業後に「まったく、非常に驚くばかりで・・・こんなこともあるんですね。」とメールをいただいたけど、 僕も、これほど「こんなことってあるんだなぁ」と思ったことはないかもしれない。 今度飲みにいって20年ぶりに語らい合いたいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/10/16 08:16:16 PM
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