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些細な仕事はともかくとして、重要な仕事については、どれだけしっかりこなしていくかが信用につながっていくのだと思う。
僕はだから、中途半端な本や論文は出さない方がよいと思っている(院生の頃は別だけどね)。 ダメな発表、講演ならしない方がよいと思っている。 多くの参加者が出て良かったと思えるワークショップや研究会じゃなければ開かない方がよいと思っている。 僕の場合納得の行く仕事をしようと思うと、どうしてもある程度以上の時間をかける必要が出てくる。 不思議と時間をかけていない仕事はすぐにそうとわかる。 丁寧な仕事かやっつけ仕事か、これはすぐにわかるのだ。 あと一緒に仕事する際に思うのは、相手の想像を超えた仕事が出来る人、というのが文字通り「仕事の出来る人」といわれるのだと思う。 想像内であれば「そこそこできる人」、 最低限の仕事ぶりであれば「与えられた仕事はこなせる人」、 最低限の仕事もできない場合は「使えないヤツ」ということになる。 「仕事の出来る人」にはどんどん仕事が来る。 これは不況とか基本的に関係ない。むしろ不況であればあるほど、コスト以上の仕事をしてくれる人に仕事は集中する。 「この人本当に良い仕事するなあ」と思っていた門松宏明さんは、1、2年のうちに大谷能生さんからのオファーにより共著を出し、坂本龍一さんの強い推薦のもとで一緒に仕事をするようになっていた。 見る目のある人はその仕事ぶりをみている。 だから仕事の質をあげれば質の高い仕事がやってくる。逆に仕事を粗雑に大量にこなしていれば仕事はこなくなる(あるいは質やペイが低い仕事がくることになる)。 良い仕事が欲しいならば、あるいはいろいろなところから自分が求めるような依頼を受けたいならば、目の前の仕事に丁寧に取り組み、常に相手の想像を超えて「良い仕事をするなあ」と思ってもらえるようにがんばる必要があると僕は思っている。 もっとも良い仕事をしようと肩に力が入ると身動きとれなくなったりするので(僕はよくある)、そうはいってもほどほどに、というところもあるが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/12/31 11:22:13 PM
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