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壊滅地域の近辺には家を失った家族が寄り添って暮らしている個人避難宅が数多くあります。 個人宅が避難所になっているのです。1家族の家が残っただけで、ライフラインがないのも、すべてを失った人達が集まっているという意味でも同じです。 しかし支援対象になっていない地区もたくさんあり、避難所よりも厳しい生活を強いられているところもあります( 自衛隊などの支援が行き届いているエリアもありますので、必ずしも個別避難宅の人がみんな困っているとは限りませんが)。 特に困っている人達がいるエリアこそ支援が必要です。個別避難宅への食料配給などが終わったところなどもできているようです。 そういうところを開拓して窓口を作っていくことで、支援格差を埋めていくことができます。現地支援部隊(東北コネクターズ)にとって重要な役割になってきます。 * 用意するもの。 まず、HPからhttp://p.tl/Ctllからチラシをダウンロードして大量にコピーします。 毎日新聞http://p.tl/8zp9、河北新聞http://p.tl/RtEuのふんばろう東日本の記事のコピーも準備します。ネット記事より紙面の直接コピーの方が理想です。 理想的には現地の人に案内してもらうことです。よそ者扱いされずコミュニティにスムーズに入るために重要です。しかしそうした最初の一歩を作るためにも、信頼してもらえるツールがあると便利です。それから当然ですが支援物資です。Twitterなどで現地に行ったばかりの人に今何が足りないかを聞いて、なかなか手に入りにくく喜ばれるものを準備していくとよいでしょう。 服装は公式機関っぽくみえるジャケットなどがあればよいのでしょう。僕はオレンジ色のスノボ服を着ていきました(レスキューっぽくみえるので)。 首からカードをかけておくだけで効果があります。山田エイジさん達は首から「取材」と大きく書いたカードを下げていました。腕章などもよいでしょう。 * それから拡声器です。廃品回収の車のように、個人避難宅が残っている地域を拡声器でときどき止まりながらゆっくりと移動していくとよいでしょう。消防団などが近くにいる場合にはそこにお願いして「支援物資の配布をしています」と近所の方にスピーカーで呼びかけて貰うと物凄い効果があるようです。 自宅避難民エリアの探し方ですが、壊滅地域の少し横の高台などに家が残っているので、そうしたところはだいたいそうです。洗濯物が干してあったり、生活の気配があるかで判断できますが、誰か歩いている人がいたら話しかけて、周囲の様子を聞くのが一番早いです。 * 露天商のように支援物資を路上脇など邪魔にならないところに置いて、必要なものを必要な分だけ持って行って貰います。たばこなど人気のあるものは一人一個とした方がよいです。まとめてドンと置いてくる、というのは一つ一つの物資が生きないのでやめた方がよいです。 一度人が集まってくるとどんどん集まってきます。携帯などで連絡するようで、どこからともなく人が集まってきます。そうするとその地域のリーダーぽい人も現れてきます。話したり振る舞いをみていれば人がよさそうで信頼できそうな(周囲から信頼されている)人がわかります。 ライフラインや周囲の住民構成を聞いてみましょう。継続的な支援が必要だなと思ったら、名刺を交換して(渡して)、用意したチラシや新聞記事などを用いて、ふんばろう東日本の説明もして、窓口になってくれたら継続的に支援できる旨を伝えます。 窓口になってくれるとなれば、また送り先の氏名、住所、電話番号、現在不足しているもの等々を書いてもらい、それを「ふんばろう東日本支援プロジェクト」のHP(http://fumbaro.org/)から報告します。他に近くに個別避難宅エリアがないか聞きます。できればその人に案内してもらうとスムーズに他の地域に入っていくことができます。 ----- (早稲田大学大学院商学研究科MBA講師 西條剛央 Twitter(saijotakeo)) ・転載等ご自由にどうぞ。 ・ブログトップ→http://plaza.rakuten.co.jp/saijotakeo0725/ ・西條剛央・岩上安身対談Ust中継→http://p.tl/Wsnb ・西條剛央×GACKT×川崎麻世鼎談(「今ぼくらに何ができるのか?--みんなの思いをつなげる新たな支援システムの提案」)、Ust→http://www.ustream.tv/recorded/13965863 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/04/28 10:12:30 AM
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