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テーマ:お気に入りの伝奇小説は?(76)
カテゴリ:Novels♪
菊地秀行の『退魔針(紅虫魔殺行)』です。
大ヒットコミックから生まれた新ヒーロー! 一千年の封印を破りし男 この男、妖魔か、英雄か? 美貌の平安貴族・藤原紅虫(ふじわらのあかむし)! 読者の熱いリクエストに応えて書下ろし刊行! 深い闇につつまれたソウル・東大門市場(トンデムンシジャン)。何者かに後を追われるOL大鳥恵(おおとりめぐみ)は、異形(いぎょう)の女占い師・暁闇蛇(ぎょうあんじゃ)の託宣で、美しき舞手(まいて)に助けを求めた。彼こそ、一千年の眠りから覚醒し、妖魔を狩る平安貴族・藤原紅虫(ふじわらのあかむし)だった。黒鞭(くろむち)を使う妖女・淫蘭(いんらん)、手の平の眼で魔力を放つ鬼来(きらい)ら、魔性(ましょう)の者が恵に迫る。無数の紅蜘蛛(べにぐも)を操(あやつ)り多彩な術を駆使する紅虫は恵を救えるのか? この世のものとは思えぬ華麗な舞いが披露(ひろう)されるとき、明らかになる恵の秘密!? 読者の熱望に応(こた)え、『退魔針』から新たな興奮開幕!<内容紹介より> 私の原作コミックからも、幾多(いくた)のヒーローが生まれているが、本書の雄・藤原紅虫(ふじわらのあかむし)は、その誰とも異(こと)なる悪(ブラック)のヒーローである。それなのに単独で主役を張ることになったのは、勿論(もちろん)人気があるからだ。典型的なヒーローよりも、悪の魅力に引かれる読者は多いらしい。そんなキミたちのために、紅虫はその冷血無惨な戦いを開始する。眼を覆(おお)いたくなるそれを望んだのは、作者ではない。読者のみなさんだ。<著者のことばより> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.21 01:34:16
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