テーマ:今日のコーヒー(5126)
カテゴリ:スペシャルティコーヒー
プロのつぶやき1033「キッチンカーの可能性」 昨晩はおゆみ野店でさかもとこーひーの忘年会でした。家族とスタッフさんにひとり急遽飛び入りもあって8人・・・初寿司さんのお寿司にマイヨジョーヌさんとぷくぷくさんのオードブル盛り合わせ・・・ビールワイン日本酒焼酎・・・スタッフさんの差入れもあって・・・最後はスタッフOさんが焼いてきたプリンのデザートにベラ・ノッテXマスを淹れて・・・3時間近く、主婦5人のにぎわいもあって、ここだけの話しでわいわい笑って盛り上がりました(笑) 昨日一昨日は、業界の後輩から欧米中国日本のコーヒーが25種類届いて・・・それをカッピングして評価を伝えたり・・・新しいプロバット12kgの焙煎サポートしたお店から息子さんが朝7時半に本店の焙煎見学に来たり・・・店の忙しさに重なってバタバタしています。今週は会う人会う人に顔色悪いとか疲れてる?とか言われてます(笑) そうそう・・・県内のサポートしているお店の焙煎がなかなか改善しないので・・・ひとっ走りして見に行ったら・・・煙突の問題を発見してひと安心・・・焙煎は焙煎機だけでする訳では無くて・・・必要な時に過不足の無いカロリーを与えて成分を美味しく感じるように化学変化させると思っていますから・・・焙煎している店の状況や外の煙突まで全体のコントロールがしっかりとしていないとなかなかカロリーが上手く伝わらず・・・安定した焙煎にならないのです。 そんなこんなで・・・ブラウンサウンドコーヒーさんの定休日の月曜日に毎週一日カフェをしているムネカフェさんに寄ったら・・・キッチンカーでコーヒーを販売している方と出会って、さかもとこーひーを飲みながら色々とお話をしました。 キッチンカーのカフェやマルシェでハンドドリップしているカフェに対して普段否定的な印象持っているので・・・お客さんは早くコーヒー飲みたいのに、気合い入れてるかもしれないけど時間かけてハンドドリップして、行列で待たせて・・・当然杯数淹れられないので客数こなせないし・・・他にお客さんいない時に話したんです。 まぁ、ハンドドリップしているのを見るのが嬉しいお客さんいますが・・・そう言うお客さんは少数派ですし・・・コーヒーは淹れるものでは無くて、飲むものだって普段言っていますしね。 ところがその若い人は・・・ハンドドリップでびっくりするほど杯数を淹れていて・・・しかし、僕の言う通りで限界を感じていて・・・素材の話しや焙煎やブレンドの話し・・・コーヒーメーカーやプレスの話しをしたんです。 勿論、ムネ君の淹れたさかもとこーひーを飲みながらですから・・・話している内容と実際の味わいが繋がってすぐ納得してくれたんです。で、翌日おゆみ野店に来られてカッピングしながら味わいの違いを説明して・・・さらに、次の日ランチしながら・・・さらに詳しい話しをしました。 異業種からコーヒーに来てまだ間もないので・・・コーヒーやりだしてから疑問に思っていたことが解決できたようです。 ブラウンサウンドコーヒーさんもイベントの時に1.5Lのプレスで淹れて・・・1日で驚くほど杯数淹れたこと聞いていたし・・・コーヒーメーカーでもプレスでも水やお湯さえあれば待たせることなく淹れたてで、美味しいコーヒーサービスできるんですよね。 その方は・・・積極的なタイプなので・・・コーヒーだけで無く、豆や粉の販売にも意欲を持っているし・・・ちょうどうちの息子と同世代なので・・・若い人のエネルギーが羨ましく感じましたね・・・今20代30代の自分がいたら面白いだろうなーと。 先週、セブンイレブンのキリマンジャロブレンドがとっても美味しいと常連さんから聞いて、さっそく飲んでみました。通常のコーヒーより10円高い110円で・・・クリーンさがアップ、後味のすっきり感も良くて・・・素材、焙煎、ブレンドとプロの仕事を感じました。 多分、10円分は素材のクオリティアップに使ったんじゃないかな・・・ひとりプロがいて・・・素材のセレクト、焙煎、ブレンドをして・・・マシーンの 豆の量、挽き具合、お湯の温度と量、抽出時間の設定をしたら・・・全国の数千数万のお店でマシンでもきちんと入るわけです。 さかもとこーひーの試飲こーひーは、サーモスの家庭用コーヒーメーカーを金属フェイルターで淹れていますが・・・お客さんの試飲こーひー飲んだ時の・・・「やっぱり、プロが淹れると美味しいですね!」のひと言に対して・・・「いえいえ、この家庭用のコーヒーメーカーで淹れてるだけなんです」・・・「ただ、ペーパーでは無くて、この金属フィルター使ってますけど。」・・・プロの上手な淹れ方では無いことをずーっと伝えているんです。 だいたい、産地から輸出業者輸入業者ロースターカフェと世界共通のカッピングしてますから・・・カッピンググラスに粉入れて・・・沸いているお湯注いで・・・4分経ったら決められた回数混ぜて・・・浮いた粉や泡取り除いて・・・それをテイスティングするわけです。 これはプレスと同じ考え方で・・・コーヒーの成分を抽出して・・・良い悪いを評価するわけです・・・まぁ、上手なドリップは悪い味を避けて抽出すると言う考えなんでしょうが・・・。 商品になったコーヒーをカッピングで良くない味があると言うことは・・・素材か焙煎に問題があることだと思っています。この20年で素晴らしい素材が使えるようになっていますから・・・素材を選び、的確な焙煎をすれば・・・プレスでもコーヒーメーカーでも美味しくなるわけです。 勿論、美味しさにはお好みがありますから・・・そこからがそれぞれのお店のお客さん向けの魅力を作る楽しみがあります。 で、キッチンカーやイベントやマルシェにも可能性を感じてきました・・・コンビニコーヒーが美味しくなって・・・個人店はさらに美味しいコーヒーを届ける可能性を感じます。 さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.12.15 10:32:55
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