テーマ:今日のコーヒー(5135)
カテゴリ:スペシャルティコーヒー
プロのつぶやき1098「震災から10年・いつもの暮らし」 昨日の千葉は春の嵐で、今朝は12.5℃・・・おゆみ野の街は木蓮がきれいに咲いて、今年は開花が早いらしい桜が待っています。冬が遠ざかると身体も気持ちもほぐれてきます。 しかし、東北の大震災から10年経ちました。復旧から復興の番組を観ていると・・・きちっと良い方向で導いてくれている方々の存在に敬意を感じたり・・・それでも国全体としてはなかなか厄介な問題が多くて気が沈みます。神戸や熊本の大震災・・・各地の豪雨災害・・・千葉も台風の瞬間風速65mで大きな被害がありました。 東北の大震災の時のさかもとこーひーは、元々の通販専門の自宅ガレージ店舗から来店していただけるように今の本店に移って3年くらいでした。 今も半分くらいは通販のご注文ですが、その頃は80-90%くらいが通販で・・・東北のご常連のお客様がいますので、すぐにおひとりおひとりのお名前が浮かびました。 少し経ってからお見舞いの手紙とこーひーをお届けしたところ・・・メールやお手紙をいただいて、被害の大きさが伝わってきました。 なかでも、仙台のお客様から・・・普段挨拶するくらいの近隣のかたと集まってこーひーを飲みながらのお茶の時間が嬉しいとお言葉をいただいて・・・いつもの暮らしの中のこーひーの役割を認識したものでした。 さかもとこーひーは開店した時から「こーひーのある暮らし」をテーマにしていましたが・・・2000年頃にスペシャルティコーヒーに出会って・・・それまでのコーヒーに無い魅力をお届けしていました。産地の優秀な農園のコーヒーの紹介だったり、色々なキャラクターの魅力だったりです。 最初の10年はスペシャルティコーヒーの焙煎やカッピングスキルの向上とその魅力をどうご常連の皆さんに伝えるかにエネルギーを注いでいましたが・・・それらがひと段落した頃に大震災で・・・いつもの暮らしの儚さを実感し・・・スペシャルティコーヒーのクオリティや魅力を大切にしながらも・・・お客様のいつもの暮らしの中のこーひーをお届けしようと考え方を徐々にシフトしてきました。 スペシャルティコーヒーの魅力をさかもとこーひーの常連さんの暮らしにどう合わせるかですね。 そして、この一年のコロナ禍の中のこーひーです。移動行動が制限され、緊張に覆われる毎日に・・・くつろいだり、落ち着いたり、リラックスしたり・・・あるいはスイッチ入れたり、エネルギー注いだり・・・常連さんのお好みを感じて・・・こーひー屋として、いつもの暮らしを届け続けることをより意識するようになりました。 緊急事態宣言は解除されるようですが・・・まだ注意を怠れない日々が続きます、くれぐれもご自愛ください。 さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.03.14 08:31:34
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