テーマ:今日のコーヒー(5152)
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プロのつぶやき1277「はじまりの秋、ケニア・ニエリ、ベラ・ノッテ、ペーパームーン」 ネットショップを一本化しました。 http://sakamotocoffee.shop/ お支払いは・・・【クレジット決済】【PayPay決済】【amazonPay決済】【代金引換】【コンビニ支払い・銀行振込】になります。(卸のお客様は「卸のご案内」ページから登録をお願いします。)お手数おかけしますが、よろしくお願いします。 8月も終わりですね、相変わらずの酷暑ですが、なんとか無事台風をやり過ごして・・・朝晩は夏の終わりを多少は感じるようになりました。水曜日にお誘い受けて武蔵小山まで焼肉食べに行ってきたんですが・・・お店に着く頃に雲行きが怪しきなって、食事中は目黒渋谷市ヶ谷と豪雨のニュースでした。ほんと熱帯のスコールですね・・・変える頃には雨が通り過ぎてなんとか濡れずに帰れてラッキーでした。 このところ夏バテか?怠くてイマイチ調子が上がりませんでしたが・・・いつも水分補給は水なのでアクエリアスとか飲んだらスッキリして、焼肉食べたら元気になってきました(笑) 土曜日はコレド室町テラスに開店したピエールマルコリーニさんに寄って、店内のマシンで作った「タービネ ミニュット」という出来立てを味わえるアイスクリーム(以前味わって感動しました)でのアフォガードを頂いてきました。 タービネ ミニュットは、シルキーで軽やかなマウスフィールが今までに経験したことの無いもので、それをアフォガードにしたらどうなるのか?・・・アイスクリームもエスプレッソも初めての味わいになって、うっとり・・・デザートのさらなる可能性を感じました。 その後は、有楽町で立川談春芸歴40周年独演会「へっつい幽霊」「ねずみ」の2席を堪能・・・これでさよなら夏の日です。 そんなこんなで・・・爽やかな秋に向けてのこーひー4種類のご紹介です。 9年目の人気ブレンド「はじまりの秋」・・・お待たせしました、リクエストの多かった「ケニア・ニエリ」・・・秋の定番深煎りブレンド「ベラ・ノッテ」・・・秋の爽やか系ブレンド「ペーパームーン」です、お楽しみください。 【はじまりの秋】(200gパック) 60代記念ブレンド「はじまりの秋」ですが・・・毎年リニューアルしてご好評いただいて、あっという間に9年経って、気がついたら「晩秋のはじまり」になってしまいました(笑)・・・なので「まろやかな味わいと華やかな香り、余韻の甘さ」をイメージしていた「はじまりの秋」ですが・・・いよいよ晩秋ということで「よりまるく円やかに、そして華やかさがゆっくりと余韻を魅力的にするよう」にブレンドしました。 使ったこーひーは「バークレーロースト」「ケニア・ニエリ」「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」です。 一口目からよりやさしく丸くまろやかな口当たり・・・口いっぱいに広がる豊かな香り、きれいな余韻・・・フローラル、オレンジ、チェリー、ミルクチョコレート・・・まろやかな味わいが酸味や苦味を包み込んで、華やかさと甘さ心地よさが上手くバランス取れたと思います。 スペシャルティコーヒーを25年ほど扱ってきて、自分自身も晩秋を意識するようになったから出来たブレンド「はじまりの秋」です。 こーひーだけでゆっくりと味わうのもお勧めですし・・・少し高級なチョコレート、プラリネのチョコとかとゆっくり楽しむのもお勧めです。バニラの効いたスイーツもいいですね。 ケニア・ニエリの魅力を生かして、なかなかお気に入りのブレンドになったと思います。以前、イッセー尾形さんが言っていた「人生は秋からが楽しい」を意識してイメージした味わいです。 ・・・ ・以下は9年前に「はじまりの秋」を新発売した時のご案内です、60代があっという間に過ぎていきました。(外山安樹子トリオも20年になろうとしています、ジャズのトリオはアルバム3枚出すと別れると聞きますが、外山安樹子トリオ素晴らしいです。) デビューの時からファンの外山安樹子トリオが10年を迎えるそうですが…その5枚目のアルバム「TRES TRICK」のライブでこの「はじまりの秋」を聴いていて浮かんだ新しいブレンドです。 秋と言っても人生の秋…60代を人生の秋というそうですが…冬の前の秋というよりは、秋がはじまるといったエネルギーを感じさせるネーミングです。 味の仕事に就いて43年…「はじまりの秋」のテーマは…オーソドックスに、バランスよく、さりげなくとんでもない…そんなイメージからスタートしました。 まずブレンドしたのが…グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、ケニアの3つで…結局決まったのもこの3つでした、ブレンド比率も最初にカッピングしたもので決定、1分もかからずほとんど頭の中でできたものを確認しただけでした。(息子には比率を変えての検証カッピングをさせましたが…。) まず、華やかな印象がポイントです…フローラルやオレンジの印象…後味のキレが良くて…ひと口目から柔らかな口当たり…余韻は華やかな甘さからバランスの良さが次のひと口を誘います。 どなたにも親しみやすくバランスの良いオーソドックスな魅力…超常連さんには味わえば味わう程味わい深い…お楽しみください。 パウンドケーキや柑橘系、チョコレート系のケーキ…生クリーム系にも勿論合いますね。 「外山安樹子トリオの5枚目のアルバム「TRES TRICK」のライブで…ピアノの恩師の還暦の会で「これから乗馬、英会話、介護の資格、海外旅行バンバンするの」と先生が仰ったそうで…そんなエネルギッシュな先生への感謝の気持ちから曲が出来て…還暦を過ぎると「人生の秋」と言われるそうですが先生にとっては「はじまりの秋」なんだなぁーとネーミングされたそうです。」 先日イッセー尾形さんが「人生は秋からが楽しい」とインタビューで仰ってましたが…まぁ、そんなイメージです。 1620円/200gパック(税込) 【ケニア・ニエリ】(200gパック) 常連さんや卸さきのカフェからケニアはいつ発売するのかリクエストされていました、お待たせしました。 一口目から口いっぱいに広がるスイートシトリック・・・甘さに包まれた華やかさが「ケニア・ニエリ」らしい魅力です。柔らかな口当たり、なめらかで豊かな味わいと質感、そして長く続く余韻、ケニアのトップクオリティの魅力が伝わってきます。 ケニアは酸味のボリュームがあるので、一般的にはお勧めに気を使うシングルオリジンなんですが・・・この「ケニア・ニエリ」はどなたにも安心してお勧め出来る柔らかな魅力です。 シトリック系フローラルからベリー系の甘さの余韻をゆっくりと味わうとこれもコーヒーの個性の一つなんだと、スペシャルティコーヒーの可能性を感じます。 少し冷めると繊細な質感からエレガントさを感じられ・・・オレンジのキャラと甘さが一体となり・・・ブルゴーニュの赤ワインを思わせるような余韻がご機嫌です。 ケニアは昔から好きなコーヒーで・・・スペシャルティコーヒーに出会うまでは深煎りに仕上げていました。25年近く前にケニアのトップクオリティに出会ってからは、中煎りにして、その香りや味わいのボリューム感がお気に入りでした・・・さらにトップのケニアに出会ったら、より完熟度が高く、酸が甘さに包まれて、柔らかな口当たりで、どなたにもお勧めしやすくなりました。 まろやかな口当たりの良さ、余韻まで心地よい香り、豊かなコクと素晴らしい豆です、お楽しみください。 品 種: SL28、SL34 栽培地: ニェリ地域 マシラ地区 カラティナ、 ケニア山の南麓 ギカンダ農協 標 高: 1700~1800m 土壌: 肥沃な赤色の沖積土 有機物に富み、水はけに優れ、空気を良く含むコーヒーの樹にとって良質な土壌。 収穫時期: 11月~12月 生産処理: 1 工場周辺の生産者が収穫したチェリーを工場に搬入 2 赤い実のみを手選別 (右下写真) 3 工場所有の水流比重選別方式でパルピング、発酵、ソーキング(きれいな水に浸ける。)、水洗 4 アフリカンベッドで天日乾燥、脱穀工場でドライミリング後、精製 ケニアは世界の中で最も優れたコーヒーを生産する国の一つとして知られています。 トップクラスのロットには、ワイン、フルーツ、スパイスの様な香り、良質な明るい酸味、ボディ、甘味があり、他国のコーヒーとの違いが明らかに分かります。 ケニアでは昔ながらの伝統的かつ丁寧な生産が行われております。村の中に水洗工場があり、そこに生産者がチェリーを搬入します。搬入前に写真右のようにチェリーの手選別をしなければなりません。 その後、水流比重選別式パルパーによる皮むき、発酵工程、ソーキング(綺麗な水に一昼夜浸漬)、水路での水洗、アフリカンベッド(棚)でのパーチメントの天日乾燥、パーチメントの安定化(30~40日程度木製サイロで寝かせる工程。風味の安定の為実施。)を経て、脱穀精製されます。栽培、施肥、農薬など水洗工場から指導を受けているかどうか、実行しているかどうかが、品質に大きく影響します。 また各農家は農地1ha以下、収量は生豆換算2-3袋程度で、更に支払いも半年以上先になるので、現在の価格レベルでも他の作物に比べて魅力が少ないという現状があります。なおケニアでは年2回の収穫期があり、大きな収穫であるメインクロップ(9月~12月)、サブのフライクロップ(5~7月)となっています。一般的にケニアの特徴が豊な品質の高いものは、メインクロッ プから出ることが多いようです。 ケニアのロット全てが良質な特徴を持つケニアコーヒーではありません。品質にはかなりの格差があり、品質マインドの高い生産者、栽培、施肥管理、収穫、生産処理、選別が大きく影響します。 良質なロットの選抜には多大な労力を要します。ンダロイニ水洗工場は、ケニアの中でも特に特徴のある味わいを生み出す、ニェリ地域マシラ地区に位置します。名前のンダロイニ(Ndaroini)とは、土地の言葉であるキクユ語で“沼地”を意味します。この周辺は以前から沼地に囲まれ、バナナやサツマイモなどの農産物の名産地でもあり、農業に適した環境が整っています。 2160円/200gパック(税込) 【ベラ・ノッテ】(200gパック) さかもとこーひーを代表する季節の深煎りブレンド「ベラ・ノッテ」です。ベラ・ノッテは「美しい夜」、雑味エグ味の無いクリーンで美しい味わい・・・そしてダークな深煎りを美しい夜ベラ・ノッテに重ねました。 空気が澄んできて、星空が光り輝くようになる秋向けの・・・ダークな深煎りの魅力に華やかな香りと余韻、ミルクやチョコレートとの相性の良いキレの良さ・・・冷めるとまろやかな口あたりが次のひと口を誘います・・・円やかでクリーミーな深煎りの魅力がどなたにも親しまれています。 2001年にデビューしてさかもとこーひーを代表するブレンドになった24年目の「ベラ・ノッテ」…こーひーで常連のみなさんの暮らしに季節感を感じて頂きたいと思って作りましたが…「ベラ・ノッテ」で秋を感じるみなさんが増えました。 最近、スペシャルティコーヒー業界の若い人が浅煎りだけでは無く、深煎りの魅力にも注目しているようですが・・・さかもとこーひーは20年以上前からスペシャルティコーヒーの深煎りの魅力をお届けしてきました。 スペシャルティコーヒーらしい深煎りブレンドをイメージしました・・・ざらついた苦味や重い酸味ではなくて・・・きれいな味わい、後味のキレの良さ、深煎りのダーク感・・そしてミルクに合うように・・・ベラ・ノッテはきれいな夜という意味だそうで・・・深煎りを夜に、そして秋の夜に輝く星の美しさをイメージしました。 深煎りグアテマラ、深煎りエルサルバドル、タンザニア・ムベヤのブレンドです。 スペシャルティコーヒーの深煎りの焙煎は、より繊細なコントロールを求められます・・・焦がさずにダークな魅力に焙けると、素材の良さが生かされます。 以下は最初の頃の「ベラ・ノッテ」ご紹介文です。 ・・・ 1993年の秋でしたから、そう、もう、8年も前になるんですね。《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》達郎のクリスマスシーズンに向けてのひとりアカペラとオーケストラをバックにしてのアルバムです。」…2001年に「ベラ・ノッテ」を発売した時の書き出しです。その《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》がこの夏に20周年リマスターで発売されました。 「そのアルバムの2曲目に、『♪This is the night,it's a beautiful night~♪』ではじまる綺麗な歌詞とメロディ・・・。それが『Bella Notte』 でした。1955年僕の生まれた年のディズニー・アニメ映画『わんわん物語(Lady & The Tramp)』の挿入歌です。子供の頃に見た思い出とスタンダードになっている名曲なので、度々聞いて、馴染んでましたが、達郎の見事な歌い上げで益々好きな1曲になりました。『Bella Notte』とは、イタリア語で『美しい夜』という意味だそうです。」…お陰さまで、さかもとこーひーを代表する季節のブレンドになり…「ベラ・ノッテ」を発売すると、毎年「あぁ!もーベラ・ノッテの季節ねー」といった感じで、常連さんの暮らしに馴染んでいます。 「それから、毎年毎年、秋から冬にかけて繰り返し聞くうちに、あぁ、良いタイトルだな~♪と思い始めました。いつか『Bella Notte』というブレンドをつくりたいな~!秋から初冬にかけて澄んでいく空、輝きをます星、ピ~ンと張りつめる冷気、深い闇・・・そんな『美しい夜』のイメージです。」…深煎りのブレンドというと当然苦味のキャラクターになりますが…ちょうどスペシャルティコーヒーの素晴らしい素材に出会った頃で…深煎りでも透明感のある、後味のキレの良いブレンドを作りたいなぁーと思いました。 「ベラ・ノッテ」は…深グアテマラ、深エルサルバドル、ケニアのブレンドで…最近深煎りのご注文が増えているので…少し深煎りの感じを強め、なおかつ円やか滑らかさのバランスに仕上げました。最近「深煎りグアテマラ」の仕上の火力を微妙に強めてダークな印象を強めましたので…「ベラ・ノッテ」の夜のイメージに合っているかなと思います。 深煎りのグアテマラをメインにして、エルサルバドルを使い、そしてケニアで後味のキレの良さを出します。深く円やかな味わい、甘い苦味、キレの良い後味、香りはやさしく華やかさもあって…こんなイメージです。深煎りのブレンドですが、苦味よりも円やかさきれいさ味わいの深みの魅力をイメージしています。 この「ベラ・ノッテ」を作った時…こんなタイプの深煎りブレンドは無いだろうと思いましたが…17年経っても見かけないですね…知らないところであるのかな? 初秋から晩秋…初冬から厳冬…グアテマラ、ケニア、エルサルバドルを使って微妙にブレンドを変えていきます。季節の人気ブレンドになった「ベラ・ノッテ」をこれから約半年…お楽しみください。サブレやマカロン、リッチな味わいのパイや勿論チョコレート系のお菓子、フルーツたっぷりのお菓子、シュークリームやエクレアにもご機嫌な組み合わせになると思います。 1080円/200gパック(税込) 【ペーパームーン】(200gパック) 17年目の秋の爽やか系ブレンド「ペーパームーン」・・・爽やか軽やかな味わいに余韻のボリビアがいい仕事しています。まろやかさと豊かな口当たり、さらにボリビアのハーブやフローラルな魅力をイメージしました。 親しみやすいまろやかでやさしい味わいと甘さが穏やかに落ち着いたひと時にぴったりでしょう・・・冷めると甘さにほのかな柑橘系のキャラが一体となって、爽やかさやキレの良さを引き立てています・・・クッキーやラスク、落雁なんか最高に合うでしょう。 日が暮れるのがどんどん早くなってくる季節、夕方買い物にでた帰り、車から見上げるお月さんの奇麗な事、そんな季節に合わせました。1973年のテイタム・オニールとライアン・オニールが父娘共演した思い出の映画からネーミングしました。 上品で華やかな香りと余韻、ベースは親しみやすい口当たりと優しい甘さで…爽やかで華やかな香りが魅力的だと思います。ブレンドはブラジルクラシクス、タンザニア・ムベヤ、ボリビア・アルベルトです・・・ブラジルクラシクスの親しみやすい味わいにタンザニア・ムベヤとボリビア・アルベルトが際立った香りと味わい、余韻にしてくれます。 夜空の透明感から、秋の爽やかさをイメージする上品さや優しい味わいがより魅力的になったと思います。「ボリビア・アルベルト」のハーブやフローラルに、「タンザニア・ムベヤ」の柑橘系の魅力が一体となったなんともいえない香りがご機嫌な仕上がりになりました。その香りがいつまでも心地よく続きます、お楽しみください。 1080円/200gパック(税込) さかもとこーひーは「まろやかな美味しさと、ゆたかな香り」を大切にしています。
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Last updated
2024.08.25 17:32:22
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