月光浴
台風一過の次の日、お出かけから帰って空を見上げると・・・月の光。街灯の届かないところでは自分の陰が見えるほど。ちょうど、うす雲がかかってきたところでは、「ママ!お月様に虹がかかってる!!」ほんとだ。そんなように見えるよ。けっこうぐったりして帰ってきたのですが、疲れも忘れて、ただただ 月光浴。自然の美を、数十分鑑賞してました。月の光は人を狂気に追いやる、なんて話を昔聞いた覚えがありますが、そんなの嘘だよ。こんなに美しいものを見て、気が狂う人なんていないよね。狼男くらいなもんだぁよね。ひとかたまりのうす雲のカーテンの向こうでは幾重もの、まぁるい虹のような光彩をはなつ。雲の切れ間に虹は欠け、月が現れては煌々とした光を射し拡げる。そんなような、なんというか、心ある感じを思い起こさせる、無声映画の一幕を見ているようでした。ん~、うまく言えないな。写真ももっと上手に撮れたら良かったんだけど・・。まぁ、雰囲気だけでも伝わるかしら^^;「月光浴」といえば、月のわずかな光だけで写真撮影をされる月光写真家の石川賢治さん。この方の写真集が大好きです。写真展、行きそびれちまったなぁ~。