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カテゴリ:タイタス・クロウ・サーガ
というわけで、主人公の相棒兼助手兼下僕(?)を。
アンリ-ローラン・ド・マリニー H.Pラヴクラフトのランドルフ・カーター物の一作「銀の鍵の門を越えて」に登場する、ニューオリンズ在住の陰秘学者エティエンヌ-ローラン・ド・マリニーの息子で、ロンドン在住の骨董商。タイタス・クロウの生涯の親友であり、彼の物語の記述者でもある。 <タイタス・クロウ・サーガ>における天使。既にいい年齢をした壮年の男性であるにも関わらす、異常なまでの可愛さを振りまいている。 記述者だけあって登場する物語の殆どが彼の主観で語られているが、その文章の端々に滲むクロウLOVEっぷりはなかなか凄まじい。クロウの些細な言動に一喜一憂し、時々気分を害したり(でも表に出さないよう頑張る)、意地を張っちゃったりする姿はまさしくヒロインポジション。 「ニトクリスの鏡」においては、怪異に直面してガクブル怯えるという古来から伝わるオーソドックスな怪奇小説の主人公を演じた―――と思いきや、最終的には物理的に反撃している辺り、しっかりクロウの薫陶を受けているようだ。 また様々な意味で完全に割り切っている感のあるクロウに対し、彼はまだまだ常識の世界にとらわれているらしく、「地を穿つ魔」事件の際に偶発的に証明されたネス湖のネッシーの実在をマスコミに流さなくて良いのかと悩んでいた。 とにかく可愛さとクロウLOVEで全てが説明できる彼なので、個人的には腹黒さと木更津LOVEが全てな探偵助手・香月実朝との惚気合戦が見てみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.27 20:38:05
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