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カテゴリ:タイタス・クロウ・サーガ
「アンリ、手紙を見てくれたんだな? よかった! 頭がもうひとつ欲しいくらいに困っていたときなのでね。難問に悩まされすぎて、卒倒寸前になっているんだ。気分を晴らして、新たに挑戦しなおす必要に迫られていた―――とにかく、再会できてうれしいよ!」(「地を穿つ魔」35頁)
こうして改めて読んでみると、難問に~の下りも結構萌えるけど、取り敢えず上記の科白は、「地を穿つ魔」冒頭で、ド・マリニーと3ヶ月ぶりの再開を果たしたクロウの物です。 …3ヶ月ぶりで再会できてうれしいよ!かぁ。「!」マークまでつけて喜んでるけど、別れてたのはたった3ヶ月かぁ。 まぁド・マリニーの方も「地を穿つ魔」の終盤では、多分同じくらいの期間の別離の後に、 クロウがイギリスに帰ってくる! 彼と再会できるのはうれしいことだ―――彼とまた話せると思うと!(「地を穿つ魔」293頁) なんて、こっちは「!」マークを2つつけてまで喜んでたけど… あ、でもド・マリニーのは手記の文章(=人に読ませるための文章)だから口には出してないのか…はたして、面と向かって「再会できてうれしいよ!」と言い切ったクロウと、他人(多分、ピースリー)に「彼とまた話せると思うと!」とか書いた文章を読ませてるド・マリニーと。 どっちの方が凄いのかという以前に、どっちもどっちで阿呆だよなぁとひしひしと思うんだ。 っていうかなんていうか、もうお前ら同居しちまえよ…とかもちょっと思うんだ。だって、クトゥルー物では、結構共同研究者とか、助手とかそういう名目で一緒に生活してる男供が結構居るんだから、君達がそれをやっても、別に誰も不審には思わないと思うんだ。 …駄目かな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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