Ｂｕｒｎｉｎｇ　Ｒｅｄ

私が住む家のすぐ側の歩道脇には時々、《ご自由にお持ちください》とかかれたゴルフクラブが積まれている。



―――いや、ただ単にウチの隣が中古のゴルフ用品専門店だからってだけですが。昔はファミレスだったのに、数年前に中古ゴルフなんぞという私的には全く嬉しくないお店にメタモルフォーゼしてしまったのです。

とはいえ気になっているのが冒頭に挙げた《ご自由に～》のゴルフクラブ。

まぁただ単に持ち込まれたはいいけど、売り物にならないと判断され、なおかつ持ち込み者が処分を依頼してきたような…なんていうか中古品としても売って貰えない悲しい過去の残滓なんでしょうが。

人を殴るのによさそうだよなぁ…

まぁ、ゴルフに全く縁のない小娘（図々しい？）が、それを見て思うのはそんな事だけです。でも本当に丁度ぴったしだろうなぁ。金属製で程よい重みがあって、長さもあるから振り回しやすそうだし、固そうだし。―――シャレにならない事態が発生しかねないからやらないけどね。



そういえばＫＳＳ出版から出てる光輝堂編の『勇者王ガオガイガー』のムック本の《チタンヘッドドライバー》の項目ではゴルフクラブは凶器には向いてるが武器には向いていないといえよう。とか書かれてたっけ。うん、実物を手にとって見たりすると、納得。

ちなみにこのガガガ本は某ＳＦ…ラノベ…っていうか、もう某『と学会』の人というのが一番分かりやすいであろう人のＷｅｂサイトで大河長官の「チタンヘッドドライバー」についての解説が３ページもあったりする、かなりすごい本だとか言われている実際にもなんか色んな意味で凄い本です。

一説によると初版数なんかは結構少なかったみたいだし、定価１８００円のくせに全頁モノクロで、そもそもサイズはＡ５と、かなり地味な体裁のせいか、私の身近な古本屋なんかではまず見かけない本だったりします。資料的価値は高いんだけどね、ＧＧＧ周辺の政治的状況に関する考察とかが結構面白いし。

ただ、前述の通りカラーイラストなんかは一切ないし、キャラクターに関する項目が…なんていうかちょっとコレな感じの生温い文章で済まされちゃってるんで、メカ・舞台に関する充実振りに比べるとかなり不満が。確かにキャラクター周りの設定なんかには不明瞭な部分が多いんで、ああいう風にしか出来なかったのかもしれないけどさ。

まぁ私的にガガガ関連のムック本で一番のオススメはＴＶ版のみならメディアワークスから出ている『完全収録　勇者王ガオガイガー』で、ＯＶＡ版も含むのは同じくメディアワークス刊の『オール　ザット　ガオガイガー　－勇者王大全－』かな？

ホビージャパンから出ている『勇者王ガオガイガーＦＩＮＡＬ　ビジュアルブック』は、『獅子の女王』が掲載されてるのは嬉しいんだけど、今はもう加筆修正版が文庫で出てるからねぇ…

とはいえ一番の問題は上記のムック本は、現時点では殆ど新刊での入手が絶望的であること―――この手の本は数が出回らないから。

古本屋などでお見かけの際は、是非手にとってごらん下さいませ。で、もしも気に入ったのならばＴＶ版、ＯＶＡ版、ＴＶ版ＣＤドラマ、ＯＶＡ版ＣＤドラマ…はもう入手困難でしょうけど、とにかく「見て（聞いて）下さい！」―――って、最後の最後で別作品ネタ（しかも古い）かい！！