|
カテゴリ:タイタス・クロウ・サーガ
<タイタス・クロウ・サーガ>の生みの親であるブライアン・ラムレイ氏の処女作品集である『黒の召喚者』には、シリーズ外の作品に混じって幾つか<タイタス・クロウ・サーガ>ものの短編が収録されている(っていうかそもそも表題作がタイタスの初登場作だ)わけなのですが、この作品集に収録されている中には、私的2006年最萌キャラのアンリ-ローラン・ド・マリニー氏がタイタス・クロウ抜きで出演している唯一の作品である『ニトクリスの鏡』が含まれていたりするのです。
で、以前にもなにかの折で触れましたとおり、創元推理文庫の二冊とは違い、この『黒の召喚者』は朝松健氏が翻訳を手がけており、そのせいか大まかな筋は当然一緒なのですが、細かい部分の印象が大分違っていたりするので、ちょっとキャラのイメージが変わったり変わらなかったり。 で、その中でも特に気になったのが『ニトクリス~』の冒頭近いシーンにあった、ド・マリニーの名前に関する記述。―――いや、現在本が手元にないので、ひょっとしたら細部は間違っているのかもしれませんが、確かこの作品ではお馴染みのアンリ-ローラン・ド・マリニーではなくヘンリー・ローレンツ・デ・マリニーとなっていたような気が…まぁ、多分フランス語読みか英語読みかの差だと思いますけど、でもなんか随分と違う感じが。 アンリは欧米だと男性の名前だけど、なんか日本だと女の子の名前っぽいニュアンスであるのに対し、ヘンリーだとなんかもう無意味にアメリカ~ンな男性のイメージ。「HAHAHA」とかそういう感じで笑いそうだ。 むぅ。 自分の国でしか通じない言葉で生きている身としては、同じ綴りなのに、国や地域によって読み方が全然違うっていうのは、なんか想像を絶してるんですけど…うう。 取り合えず、私がハマった創元版でもアンリたんがアンリたんではなくて、ヘンリーさんだったら多分萌えられなかったんだろうなぁ…と思うと、やっぱし名前の音とか、イメージとかは凄く大切な物なんだねえ。気をつけなくては。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.19 19:12:22
コメント(0) | コメントを書く
[タイタス・クロウ・サーガ] カテゴリの最新記事
|