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カテゴリ:感想(ゲーム)
とっくの昔に3が出たって言うのに、何故か今日一日「かまいたちの夜2」で遊んでいた魚焼き機です。―――いや、酷評ばかりを耳にしますが、好きなんですよ「2」。
っていうか個人的には「2」の失敗は「かまいたちの夜」という続編ブランドで売ろうとしたことにあると思っているんですがどうでしょうか。 普通「かまいたちの夜」の続編と聞けば、ガチガチのミステリ系サウンドノベルを期待してしまうでしょうに、「2」のシナリオを執筆なさったお二人はどう考えても正統派ミステリ畑の人じゃないもんなぁ。駄洒落と関西弁の田中氏に、電波と変態の牧野氏とくれば、これはもうお好きな人には堪らない豪華執筆陣だったりするんですが。でも、「かまいたちの夜」ファン的には…ねえ? ほぼ同じ顔ぶれで書かれている連作短編集「3人のゴーストハンター」を読んで、あまりの面白さに似たようなテイストを求めて「2」を購入し、妄想編の電波っぷり(いや、「3人の~」で一番気に入ったのが牧野氏パートだったもんで)や、底蟲村編の香山さん大活躍に満足した身としては、「2」のあまりの低評価が納得いかなかったり納得できたり。 素直に、新レーベルのホラーサウンドノベルとして売り出して、もっとそっち方面に特化してれば、ずっと高評価を得られたんだろうになぁ…残念だ、実に残念だ。 と、それなりに真面目なお話はここまでにして。 今回、私は主人公&ガールフレンドの名前を決める際、もっとも手近にあったミステリの探偵&ワトソン役の名前をそのまま流用したわけなのですが―――それがよりにもよって麻耶雄嵩氏の「メルカトルと美袋のための殺人」だったからもう大変。あ、正確には主人公の名前はメルの本名からで、ガールフレンドの名前は「三条」ではなく「美袋」とした(当初、「袋」が「たい」と読めることをド忘れし「美薙」でプレイしていたという間抜けなお話なんかもあったりして)んですが。 ひたすら美袋を心配し、60キロの荷物を持って島に上陸するメル、 シナリオによってはメルを矢鱈と罵倒し、鬼嫁的横暴さを発揮する美袋――― あ、ありえねえ!!! っていうかコレ、あまりにも本人たちとかけ離れすぎだろ、なぁなぁなぁ!!っつーかメルがメルが、あのタキシード姿で「かーまいたかーまいた、ちんどんしゃん」…ぶぁーっつはっはっ。 と、いうわけでどんなシリアスなシーンでも大爆笑間違いなしのお馬鹿ビジュアルが浮かびまくって、とても楽しく遊ぶことが出来ました、とさ。陰陽編とか惨殺編とかは、普通にやってると本当に洒落にならないくらい恐ろしいんで、こういう阿呆な名前の活用法も普通に楽しいのではないかと思うんですが。…駄目? ちなみにメル&美袋にする前は、タイタス&アンリにしようかとも一瞬考えたんですが、この二人の場合は主人公のへたれっぷりがギャグでは済まなさそうだったんで却下。でも、その時は陰陽編限定で夏美さんがピースリー教授的で、それはそれで楽しいのかもしれない。香山さんの役回りの人はいないけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.13 18:56:20
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