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カテゴリ:酒蔵
幼少の頃にツチノコを見たと平気で嘘をつく 須磨の丹元商店さんとそのご家族(奥様・お子様2名) 明石の居酒屋さん“酒好屋 ひらじい”の平山さんとで 地酒“奥播磨”を醸す下村酒造店さんに行ってきました。 甑倒しの終わった蔵の中は まるでお酒の神様が一休みしているかのような静けさです。 甑倒しとは 造りも終わりに近づく3月頃、最後の醪(もろみ)の仕込みに使う 米を蒸し終えることを「甑倒し」と呼びます。米を蒸していた甑を 大釜から外し、横に倒して洗うことからこう呼ばれるようになりました。 画像は、奥播磨 黒ラベルの醪です。 蒸し米と麹と水を混ぜ、酒母、もとを加えて糖化、発酵を進行させている どろどろの状態を醪といいます。 画像は、櫂入れをする蔵人の住吉さんです。 櫂入れとは 酒母や醪などの物料(水と麹と蒸米をいう)を櫂棒を使い かき混ぜる操作をいいます。 仕込みの時と同様、発酵期間中も毎日櫂入れを行います。 「櫂(かい)は三年(さんねん)櫓(ろ)は三月(みつき)」 櫂の使い方は、櫓に比べてずっとむずかしいということ。 因みにこれは、ワタクシがFacebookで「これでもかっ!」というくらい 飽きずに継続している“コーヒーかき混ぜない派”の画像です。 画像は、当店担当の荒木さんです。 片づけの最中でしたが、ブログに写りたい一心で駆けつけてくれました。 これから約ひと月は醪の分析・上槽・蔵の片づけと並行して瓶火入れ 出荷と作業は続きます。 「せっかくだから試飲されますか?」と下村酒造さんのご厚意で 「じゃー、少しだけ」と 蔵にあるビンテージをアレやコレやと試飲させてもらいました。 「少しだけ」と言ったつもりが、はしご酒のように 次々と試飲、そして「アテに安冨牛を」「寒いから燗にしたい」 などとずうずしいことを言ってしまったのは、奥播磨のビンテージが あまりにも美味しかったからと理解していただけると幸いです。 最後に出来たてホヤホヤの奥播磨の純米大吟醸“伝授” 昨年、伝授は早々と完売してしまったので久々の試飲です。 精米歩合38%といえば、華やかな香りとフルーティーな味わいを期待しがち ですが、奥播磨の最高峰は『らしくない』香りひかえ目で無濾過ならではの 荒々しい味わいは、まさに食中でも十分楽しめる仕上がりとなっております。 4月上旬の発売予定につき、すぐに発注させてもらいました。 予想では、発売即蔵元完売となりえる商品ですのでご購入はお早めに! お世話をして下さった下村酒造店の皆様、有難うございました(感謝 蔵の外に出ると小雨、時計を見ると14時46分 酒を楽しめる有難さ、お酒と共にある笑顔、あの時のあの瞬間 そして現在のことを思い、ツアー参加者全員で黙とうさせていただきました。 あの小雨に考え深い何かを感じています。 酒ブログランキングにエントリーしております。最後にポチッとクリックして頂けると大変嬉しゅうございます(感謝 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月12日 22時51分20秒
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