酒のとも

本日欠航
空港内で2泊
成田周辺のホテルは連日満室

そんな成田空港の大雪被害のニュースが流れているとき、何を隠そう、わたくしもその渦中に身を置いていたのでした。


台北のキャセイのカウンターで、出発便が1時間遅れているのでゲートでドリンクサービスをするとのこと。前日は欠航だったらしいので、欠航になっていないだけマシか、と気長に待つ予定だった。
軽く腹ごしらえをしてゲートで待っていると、さらに1時間遅れるとのこと。
をいをい、大丈夫かよ～、と思っているところへバーガーキングのハンバーガー数種類のセルフサービス開始。
寛大なわたくしは、天候のせいだからしかたないよな、とバーガーをほおばりながら待つことさらにしばし。

すると今度は予定出発時刻より、都合2時間15分遅れで出発予定とのアナウンスがあり、今度はソフトドリンクのセルフサービス開始。

・・・いや、コーラもコーヒーも、もういい。
何時になってもいいから飛んでくれればいい。
この寒いロビーで一夜を過ごすのだけは勘弁だ。
できれば日付が変わらないうちに着ければ恩の字だ。

そんな不安な気持ちで待つことさらにしばし。
しばらくすると幸いなことに出発許可がおりたらしく、搭乗開始のアナウンスが！
やった！　よかった～、日本へ帰れる～


このあとに起こる悲劇など想像すらせず、そう喜べたのもここまでだったのでした。


機内でのドリンク＆食事サービスは、とりあえず無事終了した。
しばらくうとうとし、やっと房総半島が近づいてきたなという頃、機体が何度も海上を旋回し始めた。
（フライトインフォメーションが各自の席のモニター画面に表示される）
雪の影響で混んでいるんだなあ、と思っていると、突然機体が激しく揺れ始めた。

なんだ、なんだ、そんなに気流が悪いのか～？
早く降ろしてくれよ～、そんなに混んでるのか、成田～
ブルースウィルスがトーチを持って待ってたらやだなあ
あわわわわ～っ！
どーでもいーけど、この揺れ、どーにかしてくれ～っ
もう成田がダメなら羽田でいいから降ろしてくれよ～っ！

と、必死の思いでジェットコースターのような飛行機の中で約1時間。

ようやくほんとの着陸態勢に入り、地上の明かりもより近くに見え始めた頃、数列前の男性が脱兎のごとくトイレへ直行！　慌てたスッチーは着陸確認の連絡を受けていたであろうインターホンを掛け損ねたままトイレのドアを「お客様！　席にお戻りください、お客様！（想像。中国語だったと思われる）」と叫びながらドンドンと叩くことしばし。ようやく男性がふらふらと席に戻ったのは着陸2秒前！

おかげさまでわたくしはそんな惨状に陥ることなく、なんとか無事にゲートまで着いたけど、出口に向かう途中、乱気流の結果・・・という惨状があちこちに点在しておりました。


いやあ、グランドキャニオンの小型機の揺れにくらべたら、と今までは思っていたけれど、さすがに1時間もジェットコースター状態が続くと辛いものがあります。
エアポケットの経験がないだけまだマシか (^^;;


しばらくは飛行機に乗るなっちゅーことですかね。
来月の福岡帰省までは苗場行きのバスで我慢しておきますです。ハイ。