カテゴリ:今日あったこと
コロナ禍の中、アルコール飲料の提供を伴った飲食店の苦境が取りざたされています。 昨日夕方より所用で街中に足を向ける用事があって、途中一軒のラーメン屋に立ち寄りました。長いカウンター席は一席ずつ空けながらとはいえ結構の客で埋まっている。 博多ラーメンという暖簾が出ておりましたけれど、これは一目「飲み屋さん」の店構え。店内にはおでんやもつ煮込み、串焼きといったメニューがずらっと貼ってある。 店主は一人黙々とラーメンの麺をさばいていました。 ことばの端々に九州訛りのある店主は、おそらく飲んだ後の締めのラーメンに自分が食べ馴染んで来た故郷九州のラーメンを選んだのでしょうね。それが功を奏した。 「この博多ラーメンで何とか凌げていますよ。早くコロナが収まって、飲み客が戻って欲しかとです」 店主はそう言いながらカウンター越しにラーメンの鉢を渡してくれたのでした。 白濁したスープが特徴。カウンター越しに見える厨房の中に専用の大きな圧力釜がありましたから、これでスープを煮だすんだな。大変美味しいスープでした。 北陸人にとっても、豚骨スープは最近人気があり馴染みがありますが、どうも博多、熊本といった九州地方のラーメンの麺の細さはいいとしても、粉っぽさが残る固い食感の麺には違和感があります。最近では特に「バリ固」とかいう茹で方さえあるそうですが、ここの麺はごく普通のストレートの細麺。 ラーメンの具材といえば当地ではネギ、チャーシュー、メンマが一般的ですが、こちらは高菜にキクラゲ、紅ショウガ。博多ラーメンの特徴ある具材でした。 一日も早くコロナが終息し、この店に飲み客の賑わいが戻ることを祈りながら、おいしい豚骨スープの博多ラーメンをすすったのでした。 にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月10日 11時50分05秒
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