カテゴリ:今日あったこと
今朝の日の出を撮りました。 山の稜線がぼぉーっとうち煙ったように霞んでみえますね。 春霞のようにも思われますが、戸外に止めた車のフロントガラスが薄茶色に汚れているところをみれば、もう黄砂が飛来しているようです。 目が腫れぼったく痛痒いのは、花粉の仕業か黄砂の仕業か、あるいは両方か? ところでこの黄砂、その粒子の大きさはどのくらいかご存じですか。昨日夕方地元のテレビ局のニュース番組の天気予報のコーナーで、クイズ形式で紹介していました。 ①毛髪の太さ ➁花粉 ③雲を作る水の粒子 ④赤血球 ①から④にいくにしたがって小さくなるのですが、正解は④より小さくて直径0.04mm程度ということでした。 春の到来を喜んだのも束の間、悩ましい時期を迎えることになりますね・・・。 ところで黄砂ははるか大陸奥地の砂漠の砂が舞い上がって、それが偏西風に乗って日本列島にやって来る自然現象ということは、今日では小学生でも高学年になれば知っていることですね。 私は時の宰相がもはや戦後ではないと言い、この国が高度経済成長の坂道をいっきに駆け上がろうとしていたころ、小学校に通った世代ですが、そのころは「黄砂」ということばはあまり耳にしなかったように記憶しています。 しかし、ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠は人類が生まれる前からこの星に存在し、やはり偏西風も今日と同様な向きで吹いていたことを思えば、有史以来黄砂は日本列島に飛来し続けてきたということになりましょう。 その昔、「春はあけぼの・・・」と言った平安の才女が、「霞」か「雲」かと思いを深くしたこの春霞が、実は大陸から飛来する黄砂であることを知っていたなら、その日記にどのように記したであろうかと、腫れぼったい目をこすりながら感慨にひたっています。 にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年03月12日 21時10分36秒
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