カテゴリ:今日あったこと
昨日のお昼に食べた酢豚定食。 ご飯に卵スープ、メインの酢豚は厚切りの豚肉が持て余すほどたっぷり。野菜サラダに揚げギョーザとパイナップル、漬物のザー采に、ドリンクコーナーのコーヒーが飲み放題のおまけ付き。中華専門店のランチサービスがとても安かった♪ 中華料理は中華鍋に入れた食材を強い火力で炒める、「炒(チャー)」が特徴。それと使用する食材をあらかじめ油通ししますね。酢豚では豚肉、タマネギやピーマンなどの野菜をラードの中をくぐらせておいてしっかり油切りをしておく。こういう作業はまず家庭ではできませんし、家庭用のフライパンと弱い火力のガスレンジでは、豚肉は火が通りにくいし野菜はぐったりと柔らかくなってしまう。やはり、事前に油通しした食材を大きな中華鍋と強い火力で、さっと味を絡めるように炒めるからこそおいしい酢豚ができるというものです。 中華料理が本格的に日本で食べられるようになったのは、先の昭和の大戦が終わってからのこと。そもそも獣肉を食べるというようなことを忌み嫌った日本人ですから、昭和になってすら一般の家庭では、豚肉や牛肉はめったに口にしなかった。豚の油を搾ったラードなど考えも及ばないことでした。 わが国の歴史を遡ると、日本は優れた大陸(中国)の文化を学び、これを積極的に取り入れることで発展して来たといえます。稲作しかり、漢字しかり、律令制度しかり。しかし、どうして4000年の歴史といわれる食文化(調理法)を取り入れることがなかったのだろうかと不思議に思えて来ます。野菜にしても、湯通しはすることがあっても、おおむね土鍋で煮たり炊いたりして食べるのが一般でした。 そう考えると、「炒(チャー)」に代表される料理・「酢豚」は、わが国の長い歴史の中ではついこの間食べられるようになった料理と言えましょう。いわば日本人は2000年にもわたって、おいしい酢豚を食いそびれて来たというわけです。 そんなことを考えながら食べた酢豚定食、ごはんお代わりし放題にフリードリンクがついて税込み850円。お得と言わずして何と言う。 ・・・ご馳走様でした♪ にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年08月26日 12時50分05秒
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